令和5年8月5日(土)
静岡市: 光 鏡 院
<立派な仁王門>
光鏡院は、
今川陸奥守一秀の菩提寺で、
長亨2年(1488)、
僧・慧雲が開山した曹洞宗の寺ある。
<本殿>
文明8年(1476)
今川六代当主義忠が不慮の死をとげ、
今川一族の間で竜王丸(今川氏親)
派と小鹿範満派に分れて争いが起ると、
一秀は竜王丸を補佐するため
遠江から瀬名に移り住み、
瀬名氏と改名。
以来、一秀は瀬名一族の祖となる。
通称「瀬名館」といわれる
通称「瀬名館」といわれる
字大屋敷は、瀬名集落のほぼ中央
にあって、瀬名一秀を祖として
氏貞、氏俊、氏詮四代の居館跡で
あったことが「今川記」に
記されている。
遺構は認められないが、
今川直系を補佐する一族として
瀬名氏の勢力は大きかったようだ。
光鏡院をはさんで、
光鏡院をはさんで、
二代今川氏貞の菩提寺である
「松寿院」や三代今川氏俊婦人の
菩提寺である「竜泉院」の一帯は、
瀬名一族発祥の地であるので、
今川一族研究のうえからも、
きわめて意義深い土地柄である。
石段途中右に、
石段途中右に、
芭蕉句碑ともう一つ不詳の句碑、
2基がある。
<不詳の句碑>
<芭蕉句碑>
芭蕉の句は、
「世にさかる
花にも念仏
申しけり」
はせを。