貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

女木塚の建立

2022-04-16 14:01:18 | 日記
令和4年4月16日(土)
江東区: 大島(おおじま)稲荷神社  
 
 江東区を横切る小(お)名(な)木(ぎ)川。
 この川は天正18年(1590)、
江戸に入府した徳川家康が、
千葉県行徳の塩を運ぶため、
小(お)名(な)木(ぎ)四(し)郎(ろ)兵(べ)衛(え)に
命じて水路の開削をさせる。
  それに因んで「小名木川」と命名。
 慶安年間(1648 - 1651)、
小名木川近くの海辺が度々津波に見舞われて、
耕地が荒廃、苦しむ住民。
 伏見稲荷大社の分霊を奉遷し、
産土神として奉ったのに始まる。
 元禄5年(1692)9月29日、
芭蕉が深川から小名木川を下って
門弟の桐奚宅を訪ねる途中で、
当社を参拝。
 境内には「女木塚」が建立され、

芭蕉翁像と
参拝で詠んだ句等
整備されている。

 句は、
「秋に添て 
  行はや末ハ 
      小松川」 
 ~つづく。