令和4年2月22日(火)
秋ちかき
心の寄や
四畳半
(六月二十一日)
四畳半に集まった蕉門の人々への
(六月二十一日)
四畳半に集まった蕉門の人々への
嘱目句。
「嘱目句」とは俳諧で、兼題・席題でなく、
即興的に眼にふれたものを吟じたくのこと。
秋が近い。
秋が近い。
つまり夏ではあるが、
秋の冷たい気配がある。
そこで、四畳半に人々が身を寄せ合っている。
何だか、心温まる様子である。
「秋近き」という出だしが秀逸である。
門人たちへの心がふっくらと温かい。