貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

嘱目吟。門人を見る目が温かい!

2022-02-22 14:53:45 | 日記
令和4年2月22日(火)
秋ちかき 
   心の寄や 
      四畳半 
     (六月二十一日)
 四畳半に集まった蕉門の人々への
嘱目句。
 「嘱目句」とは俳諧で、兼題・席題でなく、
即興的に眼にふれたものを吟じたくのこと。
 秋が近い。
 つまり夏ではあるが、
秋の冷たい気配がある。
 そこで、四畳半に人々が身を寄せ合っている。
何だか、心温まる様子である。
 「秋近き」という出だしが秀逸である。
 門人たちへの心がふっくらと温かい。