貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

ゆるく洗いつ 膳所の浜辺

2020-01-27 09:30:12 | 日記

 

ゆるく洗いつ 膳所の浜辺

令和2年1月27日

 膳所の浜辺の芭蕉句碑。

 句は、

「湖や 

  暑さを惜しむ 

    雲の峰」

 説明碑によると、

「元禄7年(1694)6月中旬、

芭蕉翁は膳所の能太夫遊刀

の家でこの句を作る。

 膳所義仲寺の無名庵に、

最後の滞在の日のこと。

 琵琶湖の上に高々と立ち

上っている雲の峰は、

夕方の涼しい風が吹き渡って

くるようになっても、

まるで昼間の暑さを惜しん

でいるよう。

 湖と雲が演出する雄大な

景色が目に浮かぶ。」

と。

  友と話しながらよく歩いた処だが、

すっかり整備されている。


 

 しかし、半世紀以上時は過ぎて

いるが、空気感、風情はそんなに

変わっていないかな…!

「琵琶の水 

みづうみながら 

 流れをり 

膳所の浜辺を 

ゆるく洗いつ」

という歌は、飯田棹水作。

 膳所の浜辺は、今も営々と

ゆるく洗われている、

心地よく!


 

そして、伊藤雪雄の歌。

「少年の 

 日の還りくる 

 石鹿の 

 渚辺ぬくし 

   鮎も寄りくる」

  御殿浜の芭蕉句碑を探すが

見当たらず。

 あれば、 

「四方より 

 花吹き入れて 

  にほの海」

  にほの海をゆったり眺め楽しむ

ことに。

 老夫婦がトイレを掃除してされ

ている・・・。