貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

風雅の正道

2020-01-09 09:06:18 | 日記

風雅の正道

令和元年1月9日

今朝も、

 バショウも生き生き!

 8基目の芭蕉句碑は、

池の向こうの小山にあり。

 探索に探索の結果発見!

「旅に病で 

  夢は枯野を 

    かけ廻る」

  元禄7年10月8日、

芭蕉最後の吟。

 

 9基目の芭蕉句碑の句は、

「古池や 

  蛙とひこむ 

    水の音

 貞享3年。

 『葛の松原』に、

最初「蛙飛こむ 水の音」という

七五だけを得て、上五文字を

案じていた時、

傍らにいた其角が「山吹や」

と上五を冠した。

 しかし芭蕉はとらないで、

「古池や」と定めたという話

が見える。

 支考が『俳諧十論』の

「俳諧ノ伝」において、

「古池の蛙に自己(芭蕉)の

目をひらきて、風雅の正道を

見つけたらん」といって以来、

この句は、蕉風開眼の句

として宣伝され、古注では

種々附会の説が見えるが、

むしろ即興的な句といわれ

ている。