風雅の正道
令和元年1月9日
今朝も、
バショウも生き生き!
8基目の芭蕉句碑は、
池の向こうの小山にあり。
探索に探索の結果発見!
「旅に病で
夢は枯野を
かけ廻る」 。
元禄7年10月8日、
芭蕉最後の吟。
9基目の芭蕉句碑の句は、
「古池や
蛙とひこむ
水の音」 。
貞享3年。
『葛の松原』に、
最初「蛙飛こむ 水の音」という
七五だけを得て、上五文字を
案じていた時、
傍らにいた其角が「山吹や」
と上五を冠した。
しかし芭蕉はとらないで、
「古池や」と定めたという話
が見える。
支考が『俳諧十論』の
「俳諧ノ伝」において、
「古池の蛙に自己(芭蕉)の
目をひらきて、風雅の正道を
見つけたらん」といって以来、
この句は、蕉風開眼の句
として宣伝され、古注では
種々附会の説が見えるが、
むしろ即興的な句といわれ
ている。