貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

お寺の始まりは、仮御所!

2020-01-14 11:40:22 | 日記

お寺の始まりは、仮御所!

令和2年1月14日

 NHKの朝ドラの中心地、

信楽に入る。

 焼き物が好きで、4回ぐらい

訪れている。

 家内と行ったとき、名物

狸とコーヒーカップを購入。

 狸は玄関で健在!

 家の守り神になっている?

 玉桂寺の山門をくぐる。

 玉桂寺は、高野山真言宗の

お寺。

 「勅旨の弘法さん・信楽の

弘法さん」と永く親しまれて

きた。

  今より一千二百年の昔、

奈良朝の淳仁天皇が一時、

都を平城京から滋賀に移される。

その時の保良宮、

 つまり奈良時代に、

滋賀の皇居を造られる間、

仮御所として使われたのが

玉桂寺の始まりという。

 後に文徳、後花園帝の勅願寺

として栄え、江戸時代には三万石

の格式を誇り、藤丸の駕を認可

されたる名刹。

 境内では、四丁四万、歴代尊崇

のもと弘法大師を本尊と崇め、

その信仰を一山に蒐め、

歴史の尊厳と規模の広大を

天下に誇る寺。

 御詠歌に、 

「ならびなく ふしぎはまきに

あらたなり めぐみうけざる

人はあらまじ」

というように、

「高野槇」が有名。

 この幽玄の地にううん(?)と

唸らせた一願成就の不動明王、

 で~んと睨みを効かし、

ど~んと立っている。

 村の子や村人の願いが成就する

ことを強く願ったのだろう!

 背面は炎のごとし。

つづく。