貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

200%の準備?

2018-05-03 08:43:13 | 日記
200%の準備?

平成30年5月3日(木)

 大谷選手が4月の月間最優秀新人に

選ばれたという嬉しいニュースが入る。

 今朝、テレビで花巻東高校時代の

野球部の同僚の話が印象に残る。

「試合で100%の力を発揮するためには

200%の準備が必要というのが、

監督の教え。」

 10代半ばから後半の思春期に、

自分の実力を発揮するために、その準備

に200%の努力を血肉化したのだ。

 イメージトレーニングも繰り返す。

 それを身につけ、難なく実践し、

表情豊かに実力を発揮している大谷

選手がいる。

 ほんとに大リーグの野球を楽しん

でいる。

 心身ともスケールが違う感じ!

 何でも前もっての準備が必要だが、

200%というのは、私にはない。

 せいぜい120ぐらいの準備が

最高だったかな?

 さて、今朝は、仙台の

十符の菅(とふのすげ)をご案内。


2017(平成29)年7月12日15:30~

に到着。



芭蕉の50年後、「続奥細道蝶の遊」を

著した俳人北華が「塩釜へは、…原町、

あんない、びくに坂、今市…」と

道筋を記載しているそうだ。 

 芭蕉たちもこのルートを通ったと

思われる。

 但し、現在の道が当時のものと

同じかは不明。

奥のほそ道には、

「かの画図にまかせてたどり行けば、

おくの細道の山際に、十符の菅あり。

今も年々十符の菅菰を調(ととの)へて、

国守に献ずといへり。」

と記されている。

民家の庭先に、今も往時を偲ばせる

「十符の菅」が栽培されている。



十符(とふ)とは、10の節の事であり

この菅で編んだ菅菰(すがごも)は

きれいな模様が浮き出て珍重された

とのこと。

 菅は近辺の湿地帯に一杯生えてい

たが、この地のものが歌枕の"代表"

となったようだ。

曾良の備忘録に,

「百姓屋敷の内にあって、垣で囲って

ある。今も国主に菰を献じている。

ここまでの道は田の畔(くろ)で、

奥の細道と言う」

と記されている。

初めて、十符の菅を見ることもでき、

大満足!!!

 道の駅「おおさと」で一泊。





石碑もあり。