先日紹介した慈光院と同じ大和郡山市にある、これも大変歴史のある
矢田寺です。天武天皇の勅願で679年に建てられたというのですからね。
正式には金剛山寺。矢田の里にあるので通称矢田寺。
お寺や神社はたいていそうですが、門に至るまでにかなりの坂道を
登らなければなりません。
門にたどり着いてからも、かなりの段数の石段が待っています。
でも、本堂にたどり着くと報われます。酷暑の昼間なのに
お堂の庇の下に佇むと、風が吹き渡り、なんと涼しいこと!
はるか大和平野が見晴らせます。昔はかなりの大寺だったの
が、今では規模はだいぶ小さくなったものの、掃除が行き届
き、きりっとした印象ながら、紫陽花の名所でもあり、地元
の人々に愛されている親しみやすさも感じられるお寺です。
山門前に「大久ら」という和風カフェがありました。
あまりの暑さに冷たいものでもと立寄ったのですが、満員。
お寺には、私たち以外だれ一人参拝客がいなかったのに!
有名なカフェのようです。