キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

ニュージーランド オークランドは美しい市だった!2 教会

2015-04-20 09:18:08 | 世界
             

             ニュージーランドは人口の約70%がヨーロッパ系、8%がマオリ、その他ア

             ジア系の人々ということですが、オークランドでは、もっと多様で、まさに人

             種の坩堝、移民の国という感じです。人種も、肌に色も、体型も千差万別

             それが当たり前で、お互いに干渉しあわず、不親切というのではないけれ

             ど、多少人間関係がクールに見えるのが心地よく感じられました。国民の

             60%近くがキリスト教徒のようです。たくさんのきれいな教会があります。

                 

             

             

                 

             

             

             

             どの教会の建物もモダンな感じです。ヨーロッパの教会のように、古色蒼然と

             いう感じはしません。イギリス人の入植が始まったのが19世紀前後、古くても

             200年ほどしか経っていませんからね。

             

             その中でも、最もモダンで豪壮なのが、このホーリー・トリニティ教会です。

             エベレストに初登頂したヒラリー卿の国葬がここで行われたそうです。

             教会の前にとても広いスペースがあります。マオリの集会所に倣った

             作りなのだそうです。

             

             

             

             中に入ると、ステンドグラスの規模の大きさ、華やかさに圧倒されます。

             ポリネシア人、マオリ人、ヨーロッパ人、それに原生・移入動植物が、色

             とりどりに描かれ、国の成り立ちを表しています。原住民と移住者の軋轢

             はもちろん壮絶だったようですが、今ではうまく共存融合している、なかな

             か賢い国だと感じました。訪れたのはもう夕方でした。教会の世話をして

             いるらしきおばさんが「私たちはもう引き上げるが、一箇所だけドアをあ

             けておいてやるから、ゆっくり見ていけ」と言って去っていったのがニュー

             ジーランド人の親切かつおおらかな気質を表しているようで、印象的でした。

             
コメント
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