秋晴れの午前中、自転車で街を巡っていると、赤い実が目につきます。
これはトキワサンザシ、ピラカンサとも呼ばれます。赤い実がびっしりつい
た小鳥が喜びそうな木です。春には白いかわいい花が咲きます。サンザ
シの英語の別名はmayflowerですね。春も秋も目を楽しませてくれます。
先日那須の道の駅で買ってきたガマズミもまだ元気です。それに
しても、秋になるといろいろな実がほんとに真っ赤になりますね。
サザンカももうあちこちで咲いています。あと10日もすれば12月です。
道ばたに葉が半分茶色くなった、お世辞にも格好良いとはいえない
木がぽつんと生えていました。木の種類に詳しくない私には落葉樹
だということぐらいしかわからなかったのですが、
クヌギの木、横に説明書きがありました。丹沢の山のドングリさんでした。
川崎のこの地で芽生えてから20年、大きくなりましたね。そう言われてみ
ると、細いモシャモシャの葉っぱもなにやら健気に見えてきます。
去年の今頃亡くなった母が、晩年に好んで読んでた本を思い出しました。
山のごちそう どんぐりの木 (絵本 気になる日本の木シリーズ) | |
川上 和生 | |
理論社 |
この「気になる日本の木シリーズ」の本は「杉」、「桜」もありますが
どれも、吉野の山里で育った母のお気に入りでした。なつかしいクヌ
ギの木に母を懐かしんだひとときでした。