キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

台灣旅行1

2013-03-04 09:32:16 | 旅行
           

           スクート航空という格安LCCの3泊4日ツアーで台灣へ行きました。スクートは

           漢字で書くと「酷航」というひどい字です。なんでこんな名前をつけたのでしょ

           うね。でも案に相違して、そう酷くはなく、余計なサービスがないため、かえっ

           てさっぱりしていて、座席もそう狭くはないし、割合快適でした。受付カウンタ

           ーがはるか遠い端っこで、冷遇されている感はありましたが。

           

           他所の国に入国するときはいつもワクワクします。成田を出る時、両足に人

           工関節が入っている私は、金属探知に引っかかり、まるで超危険人物のよう

           に体中をしつこく撫で回され調べられたので、ここでもそうかなと、ちょっと気

           が重かったのですが、何のお咎めもなく楽々入国。緩いというか、適当と言う

           か、まあ、私にはラッキーでしたが。


           

           ホテルに着いて、一休みして夕食に繰り出しました。名高い台湾の夜市を

           目指したのですが、そこに行き着くまでにも、ほとんどの路地が屋台通り

           と言っても良いほど、ちょっとした食べ物屋がそこここに並んでいて、とある

           一軒の麺屋さんで、台湾初の食事になりました。名物牛肉麺。まあ、何とい

           うか大雑把な味でした。英語も日本語も全く通じないお店でしたが、漢字と

           う共通の意思疎通手段がなんともありがたい。もちろん違った使い方の場

           合もありますが、漢字を書けばだいたい通じ合えます。これ一杯が80元、

           200円ちょっとという安さ!

           

           お豆腐のデザート。甘いシロップに浸かったお豆腐です。ショウガの風味が

           効いていていい味。これで30元、100円弱。通貨の名前は台湾ドルですが、

           「元」と表示してあることが多く、お札には「圓」と書かれていて、どれも同

           じです。

           

           ガイドブックの地図を頼りに歩きまわって、やっと夜市に着きました。

           どうやらいくつかある大きな夜市の一つ、臨江夜市らしい。町中の

           人が繰り出しているんじゃないかと思うほどの賑やかさです。そこに、

           中国本土から来た人、日本人、韓国人、欧米系の人、その他諸々入

           り乱れて、大混雑。毎夜こんな感じのようです。

               

              様々な果物、野菜や、

           

              お肉や、

               

           牛、羊、豚のいろいろな部位の串焼き。スパイスが効いていて美味しい。

           豚は猪と表記するらしい。すると猪は?山猪というようです。八角など香

           辛料の匂いや、動物の血の臭いなど入り交じった強烈な臭がします。

           お世辞にも衛生的とは言えず、実際生水や生物は避けたほうがよさそう

           です。清潔好きな人はちょっとつらいかも。

           

           夜市を抜けた通りでは、こんどはバイクと車が入り乱れて大変な喧騒です。

           これだけごちゃごちゃしているのに、治安は割と良いようです。なにしろ

           人びとが明るい。表面だけ見ると、つい最近までの酷い、悲しい歴史は感

           じられません。こうして、台灣到着日の夜は更けて行きました。                   
コメント
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