ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

ドゥービー・ブラザーズ (Doobie Brothers)

2005年06月18日 | ミュージシャン

 今日は早起きしたな~。
 天気もいいしな~
 どっかドライブでも行きたいな~。


 なんて時のお供にドゥービー・ブラザーズ、です。
 

 ぼくは、とくに初期(デビューから1976~77年頃まで)の彼らが大好きです。
 当時の彼らはのサウンドの特色は軽快にドライブするギター・サウンドでしたが、R&B色の濃いトム・ジョンストンと、フォーク色の濃いパット・シモンズの、ふたりのギタリストが醸し出すコントラストが実に絶妙だったんです。
 これに加えて、1975年以降に相次いで正式加入したジェフ・バクスター(Guitar)とマイケル・マクドナルド(Keyboards)のクロスオーバー的フィーリングが、サウンドの幅をさらに広げています。





 ユニークだったのが、ツイン・ドラムという編成。
 もともとは、ドラマーはジョン・ハートマンひとりだったのですが、1972年にマイケル・ホザックが参加。そしてマイケルの後任として1975年からはキース・ヌードゥセンが参加しています。
 このツイン・ドラムと、ベースのタイラン・ポーターが加わって叩きだす厚いリズムの波は、間違いなくドゥービーズの魅力のひとつです。


 そして印象深いのが、美しいコーラス・ワーク。
 イーグルスなどもそうですが、この厚くて爽やかなコーラス、アコースティックな響きを活かすウエスト・コーストのバンドならではの特徴なのかもしれないですね。





 70年代後半からはメンバー・チェンジがひんぱんになり、いわゆる「AOR」っぽい音に変化してゆきますが、それも悪くない。
 たとえば小高い丘に上って眼下に見える海を眺めながら、あるいは河川敷の草っぱらに寝っ転がってそういう音を聴くのも、爽快ですがすがしくて、とても気持ち良いのです。


 ドゥービーズの曲でぼくが好きなのは、
 言わずと知れた「チャイナ・グローヴ」「ロング・トレイン・ランニン」のほか
 「ウィズアウト・ユー」
 「サウス・シティ・ミッドナイト・レディ」
 「ドゥービー・ストリート」
 などなどです。





 思えば、初めての「ヒミツの一泊旅行」で、車中のBGMにドゥービーズのカセット・テープ(時の流れを感じます)を持って行ったっけ。


 あの時、7月の抜けるような青空の下、海岸沿いの道をひたすら走ったんだったよなぁ・・・


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