ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

オペラ座の夜 (A Night At The Opera)

2005年10月27日 | 名盤


  今、クイーンが20年ぶりに来日公演を行っていますね。
 といっても、ボーカルは、若くして亡くなったフレディ・マーキュリーの代わりとしてポール・ロジャース(元バッド・カンパニーetc)が参加しています。
 このニュースを知ったあとで、ちょっと聴いてみたくなってCD棚から出してきたのが、「オペラ座の夜」です。


 ぼくがクィーンをはじめて聴いたのは中学生の頃でした。友達が「キラー・クィーン」を聴かせてくれたのがそもそもの始まりだったんです。そして、その曲が入っているアルバム「シアー・ハート・アタック」を借りて聴きました。1曲目の「ブライトン・ロック」で繰り広げられるブライアン・メイのギター、ホレボレしてしまいました。
 それで買いに行ったのが、「オペラ座の夜」です。



     

 よく言われていることですが、「ボヘミアン・ラプソディ」などで聴かれるクラシカルで重厚なコーラスにはビックリしました。ロックを聴いていてそんな音に出会うとは思っていませんでしたから。もうこれですっかりクイーンにマイってしまったわけです。





 「スウィート・レディ」などで聴くことのできるブライアン・メイのギター、ワイルドでありながら、ただ弾きまくるだけのものではなく、非常にメロディックです。いろんなロック・ギターを聴きましたが、今考えても、ブライアンのギターは非常に美しく、個性的だと思います。





 曲調も多彩で、ヘヴィーな「デス・オン・トゥ・レッグス」「アイム・イン・ラヴ・ウィズ・マイ・カー」、ポップな「マイ・ベスト・フレンド」「'39」、美しいバラードの「ラヴ・オブ・マイ・ライフ」、ボードビル調の「うつろな日曜日」などなど、とてもバラエティに富んだラインナップになっています。





 よく考えると、もう30年も前の作品なんですが、「クイーンのカラー」、しっかりと伝わってきますし、何よりいまだにみずみずしく聴こえてくるのです。
 今さらながらですが、本当に素晴らしいグループだったんですね~。



 
 
 
       
◆オペラ座の夜/

  ■歌・演奏
    クイーン/Queen
  ■リリース
    イギリス1975年11月21日、アメリカ1975年12月2日
  ■プロデュース 
    ロイ・トーマス・ベーカー & クイーン/Roy Thomas Baker & Queen
  ■収録曲
   Side-A
   ① デス・オン・トゥー・レッグス/Death On Two Legs (Dedicated To…) (composer:Mercury, vocal:Mercury)
   ② うつろな日曜日/Lazing On A Sunday Afternoon (composer:Mercury, vocal:Mercury)
   ③ アイム・イン・ラヴ・ウイズ・マイ・カー/I'm In Love With My Car (composer:Taylor, vocal:Taylor)
   ④ マイ・ベスト・フレンド/You're My Best Friend (composer:Deacon, vocal:Mercury)
   ⑤ '39/'39 (composer:May, vocal:May)
   ⑥ スウィート・レイディ/Sweet Lady (composer:May, vocal:Mercury)
   ⑦ シーサイド・ランデヴー/Seaside Rendezvous (composer:Mercury, vocal:Mercury)
   Side-B
   ⑧ 予言者の歌/The Prophet's Song (composer:May, vocal:Mercury)
   ⑨ ラヴ・オブ・マイ・ライフ/Love Of My Life (composer:Mercury, vocal:Mercury)
   ⑩ グッド・カンパニー/Good Company (composer:May, vocal:May)
   ⑪ ボヘミアン・ラプソディ/Bohemian Rhapsody (composer:Mercury, vocal:Mercury)
   ⑫ ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン/God Save The Queen (Trad. Arr:May)
  ■録音メンバー
    フレディ・マーキュリー/Freddie Mercury (piano, lead-vocal①②④⑥⑦⑧⑨⑪, backing-vocals, operatic-vocals⑪)
    ブライアン・メイ/Brian May (electric-guitar, acoustic-guitar, koto⑧, harp⑨, ukelele⑩, lead-vocal⑤⑩, backing-vocals, operatic-vocals⑪)
    ジョン・ディーコン/John Deacon (electric-bass, double-bass①⑤, electric-piano④)
    ロジャー・テイラー/Roger Taylor (drums, percussion, electric-guitar③, lead-vocals③, backing-vocals, operatic-vocals⑪)
  ■チャート最高位   
    1976年週間チャート  アメリカ(ビルボード)4位(1976年4月4日)、イギリス1位(9週連続1位)、日本(オリコン)9位
    1976年年間チャート  アメリカ(ビルボード)8位、イギリス12位、日本(オリコン)22位   




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6 コメント

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青春の~ (ろ~ず)
2006-03-29 13:43:07
2005-10-28 01:07:32



キラー・クイーンはインパクトありましたね。

最初の指ぱち?がいいです。

ブライトン・ロック、谷間のゆりとか1時間分位FMで放送されてエアチェックしたのが最初の出会いです。

今考えると「シア・ハート・アタック」の発売と同時くらいに放送された気がします。

当時あまり映像とか見る機会は無いのに、どこで見たのか四人の顔とかくっきり印象あります。
返信する
こんばんは☆ (hanataro)
2006-03-29 13:43:40
(hanataro) 2005-10-28 01:22:59



ジョン・キューザックの「ポイントブランク」の

サントラに入っているアンダープレッシャーが好きです♪



MINAGIさんはたくさんのCDお持ちのようですが、

全部で何枚くらいありますか
返信する
ろ~ずさん (MINAGI)
2006-03-29 13:44:07
2005-10-28 16:39:11



限られたお小遣いでレコードを買っていた当時、ぼくもFMにはとってもお世話になりました。



ビジュアル的にも、陰影のついた「気品のある」雰囲気の写真が雑誌によく載ってましたよね。あれ、けっこうぼくも印象に残ってるんです。
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hanataroさん (MINAGI)
2006-03-29 13:44:49
2005-10-28 16:43:12



アンダープレッシャー、デビッド・ボウイとのコラボレーションはちょっとしたニュースでした。あれ、カッコ良かったですね~



CDは、さっきざっと数えてみたら、610枚くらいありました。最近はレンタルにお世話になることが多いです。
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こんばんは☆ (hanataro)
2006-03-29 13:45:15
2005-10-30 22:31:03



610枚とはすごいですね♪

それだけあったら選曲するの楽しみでしょうね。

私も数えてみましたが15枚くらいでした(笑)(^^ゞ。



来月のMINAGIさんのライブに行きたくてたまりませんが、

もうちょっと近かったらなぁ。。残念です。

返信する
hanataroさん (MINAGI)
2006-03-29 13:45:56
2005-10-30 22:39:47



そうですね~。棚にはABC順に並べてあるんですが、たまに意味もなくAから順番に聴いてみたりします(笑)



でも案外、その時の気分に合うCDが見つからなかったりするんですよ。反対に、ある同じCDばかり聴いている時期があったり・・・。



>ライブに行きたくてたまりません

 そう思って頂いているというだけで、すごく嬉しいです!ほんとうにありがとう!

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