ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

Vocal & Bass Duo

2017年06月11日 | 自分のライブで
【Live Information】


 6月になっても思ったほど湿度が上がらないから、凌ぎやすい日が続いていて、ちょっと嬉しい。
 昨夜は、ひさしぶりに月明かりを浴びた気がしました。
 星明りや月明かりなんて、田舎だとか、よっぽど空気が澄んだ夜でないと見られないこの時代。
 なんでも、アメリカでは6月の満月のことを「ストロベリー・ムーン」というんだとか。
 ちょうどイチゴの収穫期にあたること、その頃に月が赤みを帯びることから、そう呼ばれるんだそうですね。
 

 優しい光です。
 思わず写真を撮りたくなったくらい。
 その昔は、この光が夜道を急ぐ旅の人の助けにもなり、慰めにもなっていたのでしょう。

 
 


 爺「ばあさんや、だれか来たようじゃのぅ」
 婆「こんな時間にどなたじゃろうかのう、じいさんや」
 美女「道に迷って難儀をしております。どうか一夜の宿を・・・」


 子供の頃、道に迷った旅人(注:美女と決めてかかっていたw)が、うちにいつ「泊めてください」と訪ねて来るのだろうか、とても待ち遠しかった時期がありまして。
 当時から自分は本当におめでたかったと思いますwww 
 いまそんな人が来たら、怪しくて泊める気になれないでしょう。イヤな時代です。。。(^^;)
 
 
 高松から、月明かりとともにひとりの美女が、「ひとばん歌を歌わせてください」とばかりに、岡山GROOVYを訪れる夜があります。
 三木智子ちゃん。
 香川県は高松を拠点に活躍しているジャズ・ボーカリストです。
 彼女が歌う歌は、彼女が歌いたい歌だけ。
 選曲も、彼女の音楽性と心意気の表れ。
 2~3ヵ月に一度は、彼女と岡山GROOVYで「vocal & bass」のデュオ・ライブをしています。


 

 
 セット・リストは、「Stolen Moments」をはじめとするユニークなもので、今回も非常に苦しみました(笑)
 「In the Wee Small Hours of the Morning」では、思い立って曲の途中でベースを置き、エンディング・テーマでピアノを弾いてみました。
 アンコールでは「Blue Moon」~「What a Wonderful World」のメドレー。「What a ~」ではベース弾き歌いに智子ちゃんがハーモニーを付けてくれ、とても楽しかったライブにふさわしい締めくくりとなりました。


 
 

 渋く、それでいて実験的・挑戦的な選曲は、耳が肥えたジャズ・マニアたちをも毎回うならせています。
 彼女は、曲にまつわる出来事にも詳しいし、在米時のエピソードも豊富です。
 音楽をふたりで奏でるのは、とてもシビアだけど、とても自由。
 智子ちゃんは、楽器の演奏を「伴奏」と捉えているのではなく、対等の存在としてベースを受け入れてくれているので、ふたりして創りあげている感に満ちています。
 心からジャズを愛するママと、濃くて耳の肥えたお客様との、アフターでのトーク・セッションもこれまた熱くて楽しいのです。


 
 

 どうぞ皆さま、お気軽に遊びにいらしてくださいませ(^^)

 
 
6月10日(土)

 ♫三木智子(vocal) & 皆木秀樹(bass)
 
 ◆岡山GROOVY (岡山市北区田町2-5-23 tel 086-221-7721)
 ◆3000円+別途飲食代
 ◆20:00~(2回ステージ)
 ※次回は9月2日(土)です。シット・インも可能です。





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