ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

ユーミン語録

2010年09月12日 | 価値観

          △・・・・・・(TДT)(今日の惨事)


 ユーミンといえば、一時代を築いたスーパー・スターですよね。
 ぼくは、なぜか「松任谷由実」にはあまり心が動かないのですが、「荒井由実」はすっごく好きなんです。
 その個性的な言動に対しては、好き嫌いがはっきり分かれるところでしょうが、ぼくは「実力の世界では、実力のある者は基本なにを言っても許される(ただし力が伴っていなければ消えゆくのみ。そこらあたりは自己責任)。芸術に深く足を踏み込んでいる人はある意味『破綻』していることが多い」と思っているので、ユーミン発言はとても興味深く捉えています。
 ただし、他人の容姿をこきおろしているものや、先輩に対する傲慢で無礼な発言は論外だと思います。
 いろいろ拾い集めてみたので、興味本位でご覧ください(真実かどうかの検証はしていないので、『ネタ』程度に認識しておいて下さいね)
 では! 

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【以下追記→】松任谷由実さんを攻撃・中傷する材料としてこの「ユーミン語録」が使われるケースが増えているようです。お断りしておきますが、真実かどうか検証していない「単なるネタ」なので、この記事では松任谷由実さんの人間性を判断することは不可能です。
 松任谷由実を否定したい人がこの記事を引用できるのと同じく、松任谷由実のキャラクターがユニークであること、あるいは彼女の偉大さの裏付けとしてこの記事を引用することも可能です。つまり、引用したい人の思惑によって(この記事の紹介の仕方によって)どんな意図にも誘導できるだけのことです。
 また、この記事で松任谷由実の音楽性を(否定的に)云々するツイートも見かけますが、この記事ではそんな判断はできないと思います。個人的には、松任谷さんの音楽に対する厳しい姿勢が伺える部分が垣間見える、と思っています。
 たしかにすべてに賛同はできませんが、それは松任谷さんが「自分とは違う人間である」というだけのことです。自分以外の人と考え方が全て同じなんてありえないことです。考え方・感じ方は違って当然なのです。もっと言えば、松任谷さんを否定したい方々は、勝手に期待して勝手に失望しているのです。
 松任谷由実さんの言動に賛成できないというだけで人格や考え方まで否定するのは間違っているのではないでしょうか。
 ちなみにぼくはユーミンのアンチでも信者でもありません。たくさんの佳曲を世に送り出した素晴らしいミュージシャンとして尊敬しているだけです。【←追記終わり 2020.9.2】
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「あたしは時代とシンクロしちゃいましたからね、幸運にも。60歳くらいまでこのままでやれると思う。もしもあたしが売れなくなるとしたら、日本の社会が何か変わる時だと思う。ひばりさんが日本の復興の象徴だとしたら、あたしは繁栄の象徴なんです」

「私が売れなくなることなんて銀行が潰れるくらいに有り得ない」

「私の音楽はブルジョア向けの音楽。貧乏人は相手にしてない」

「私は天才。安い値段で私のCDを買えることを有り難く思え」

占い師に鼻の相が金持ちになれないと言われて余裕で否定、「既に金持ちだったんで」

苗場のコンサートでの第一声「一般大衆のみなさん、こんにちは」

ゲイ人気があることについて「なんてーゆーのかなお友達感覚?」

フェラーリを買える額の着物で姪の結婚式に出かけ「この不況に買ったんじゃなくて前から持ってた、まあ今でも買えますよ」

たまごっちが誕生日プレゼントだった年「あたしの誕生日プレゼントがたまごっちだったってことは当時どれだけたまごっちが貴重だったかわかるでしょ」

荒井由実時代、歌番組で呼び捨てされた司会者に「"さん"をつけてください」

由実帰宅時雨がやんでいたので傘を持ってきた使用人に「こんなもの持ってきて邪魔になったじゃない!」

デビュー当時、イベンターに「頑張って下さい!」と言われ「おい、今なんて言った?覚えとけよ」

ファンがユーミン邸の前に花束をプレゼントで置いたことについて、「便所花クラスの花は、迷惑なの!」

「14番目の月」の発売インタビューの時、「私の歌は商業高校とかに行ってるコには聞いて欲しくない」

短大生の文化祭出演依頼を拒絶、「短大とは関係を持ちたくない」

とび職の人に「学歴もなく土建業なんかをしてる人にコンサートにこられたら質が落ちる」

阪神大震災直後のラジオにて「私ね、チャリティーって大嫌いっ!」

ファンが子供を連れてきて「握手してあげてください!」を拒絶、「私、子供嫌いですからっ!」

ANNの生放送で「おい、まだお茶持ってこねぇの?早くしろ!! 喉渇いてんだよっ!!まったくここ、役にたたねぇスタッフばかりだな!!」(オフレコのつもりが音入ってて、全国に罵声が流れる)


     


本田美奈子が“ザ・ベストテン”や音楽雑誌で 『アイドルではなくアーティストと呼ばれたい』宣言をしたことに対して、「本田美奈子ごときがアーティストなら、私は神様」

坂本冬美とこまどり姉妹を「それしきの人」

山田美保子の連載を見て「美容のこと書いてる割に自分の顔は変わらずブスな人」

小沢健二に「春よ、来い」をなぜ500円で発売するのか問われ、「もう金なんていらねーや」

坂本九に「顔にフジツボ虫がいそうで気持ち悪い」

山口百恵に「日本のアイドルのグレードの低さを感じちゃう」
※百恵さんのグレードが高いゆえ他が低く見えるというのが本意らしい。

森高千里へ「あんな中学生の日記みたいな詩で印税入って来るなんていいですね」

女性シンガーソングライターとして中島みゆき、五輪真弓らと3人娘として取り上げられた時、「五輪さんはちょっと違うわよ。そんなに才能が無いもの」

五輪真弓に「一回転させて戻ってきたような顔」

竹内まりやに「名前は知っていますが、やってる事に面白みがない。 全く興味ありませんね」
※プライベートでは会ったことがあるそうなので、仲が悪いわけではなさそう。

『赤いスイートピー』を提供した松田聖子サイドに「あんな変なアイドルなんかに曲書かなきゃ良かった。印税返すから曲返せ!」

ラジオ番組のリスナーから『実は弟が売れない歌手なので、曲をかけて上げて下さい』というお願いリクエストがあった。ユーミンはそれに激怒、「かけて欲しかったら、ここまでのし上がって来い!」
※その売れない歌手→当時無名の中西圭三

自分たちのCDを聞いて下さいと渡そうとするキュリオに対して「CDもらってもゴミ箱に入れるだけだから持って帰りなよ。」

桑田佳祐へ
「何でもかんでも英語使いすぎなのよ!」
「桑田さんの変な英語に曲つけるのは、かなり大変だった」(メリークリスマスショウ2回目で本人前にして)

美空ひばりに「あの程度だったら私にも出来る。フフフん♪」(東京ドームの不死鳥コンサートを見に行った後の感想)

中森明菜に「差し歯が綺麗な人ね」

森進一&森昌子に「売れてないのに偉そうなことするな」

工藤静香へ「あの病気持ちみたいな女」

アリスへ「嫌いなんだよねぇ!はっきり言って、お願いしたくないのね(笑)100万円払ってもお願いしたくないのね(笑)」

観月ありさへ「もう二度とあんな奴に曲書いてやるもんか!」

林真理子へ
「あなただんだん松本清張に似てきたわね」
「あんた、直木賞取ったとたん、エラくなったわね」

大槻ケンジへ「大槻くんは天才です。天才の私が言うんだから間違いありません」

高中正義へ「あんたっていつも腫れぼったい目してるのね」

久保田利伸へ「ええ、彼には楽器として参加してもらいました」(久保田がコーラスで参加したことに対してのコメント)
※歌手ののどはしばしば楽器に例えられるので、この発言は久保田の実力を信頼してのものだと思われます。

渡辺美里へ
「5頭身の不細工な勘違い女」
「エネルギーを外に発散させるだけでは魅力を感じない」
※これに対して渡辺美里は自著で『その人(ユーミンのこと)は私の存在が、煙たかったのかもしれないし、鬱陶しかったかもしれないし恐かったのかもしれないわ』と反論。

中山美穂が『ユーミンの曲はコード進行が単純なので好きです』と発言した事に触れて「中山如きにコード進行を語られるようなら私も落ちたものよね!」

ドリカム吉田美和へ
「ダイヤには敵うわけないのよ。ジルコン(注:ダイヤの代用品)のくせに!」
「ド田舎フレーバーの勘違い歌姫。似合いもしねぇのに、浸ってんじゃねぇよ!っていう」

小室哲哉へ「華奢で病弱そうね!」
※これに対して小室も反撃「相変わらず図太い声ですねぇ(笑)」

福山雅治へ「福山君がゲストで来た時、私と結局一度も目を合わせてくれなかった…」(ANNで福山雅治がゲストに出た時を振り返って呟いた珍しく弱気な一言)

宇多田ヒカルへ「才能?ありきたり。それでも『売れるということ』はステキね。ルックスは残念だわね(笑)」

泰葉がシンガーソングライターデビューしたての頃、尊敬するアーティストと対談という企画でユーミンとの顔あわせが実現。その時の泰葉の『ユーミンのステージはダンスとか振り付けとか見せる要素が少ないですね。私はダンスのレッスンずっと続けてますよ!』と神をも恐れぬ発言に対し「ダンスなんか習うヒマがあったら作曲の勉強したほうがいいんじゃない?」

宿敵・中島みゆきへ
「20歳になったらタバコもお酒もケッコン!も自由ですから頑張って下さ~い」
ステージの宙吊り演出について『股ずれするらしいから嫌』と言った中島みゆきにたいして「(中島には)出来ないよ、無理」
「私は20代前半のころ、自分が結婚してるってことで、結婚してないあなた(みゆき)に優越感があったの」
「中島みゆきがどどめ色だとしたら、私はショッキングピンク!」
「みゆきの怨念だ!!」(昔のツアーで東京では即日完売だったのに、北海道だけはチケ売れ残ってしまった現象に対して吐き捨てた一言)
「あんなババアのどこが可愛いんだ!!」(ユーミンライブに来た中島みゆきのファンへ言い放った罵詈雑言の1つ)
「くやしかったら結婚してみろ~!!」
「忌々しいわねっ!」

その中島みゆきからの返し
「あのお方、苗字まで変えてるのに旦那に相手にされてない。いと哀れ(笑)」
「自分のキーに合わない曲を平気で書ける人の気が知れないわね(笑)」
「皆さんはこの人(ユーミン)を鉄の女だと思ってるかもしれないけど、実はとっても弱い女なのよ~。本当はとっても弱い人なのよ、この人。鉄の女や強い人にはあんな曲は書けないんだからぁ。だからあんまし叩かないであげてねぇ。凹んで泣いちゃうわよ、この人(笑)」
「どっかの誰かさんみたいにあからさまに『金掛けてます!』ってお下品な成金趣味のコンサートじゃなく、私の場合は見えないところに金掛けてますから!」
※実際はユーミンと中島みゆきはすごく仲良いそうです(ついでに谷山浩子も)。お互いふざけて嫌味言い合ってるだけらしいです。


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 いかがでしたか?
 ぼくはこれを見て、とくにユーミンが嫌いになったりなんていうことはなかったなぁ。ミュージシャンなんて自信と自己顕示欲がないとやっていけないと思ってますから。
 それに、キッツイ冗談が飛び交うのは珍しくない世界ですし。
 自信の塊=強烈なプライドの持ち主、なんだろうけれど、逆にどこかコンプレックスのようなものも感じます。でも、それをも絶対バネにしているんだろうな、とも思います。
 また「天才だからラクに売れた」と思っているんじゃなくて、今の地位は、「才能+並み以上に流した自分の汗」で築き上げたという「誇り」を持っているんじゃないかな。そういう厳しさも知っている人だと思います。
 まあ、何でも言えばいいってもんじゃないですけどね(^^;)
 
 超一流と言われる人ってやっぱり並みの個性じゃないですね(^^)


     
     
     オマケ:バンダナを巻いたハチ君の背中に乗るハムスターのポテチ君。本当はアタマに乗せたかったんだけど、ハチ君の何かのスイッチがいきなり入ったので断念(^^;)
 


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コメント (24)
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