洗濯機にもて遊ばれる・・・・・・。

実は、ここ数日間は嫁が家出したので高校生のバカゾーと二人暮らしなのだ。


なんせ、15歳までは実家。高校時代は寮生活を送り、働いてからは夏場は飯場、冬は寮、結婚前の1年間は身内のアパートに居候と、結婚するまで一度も一人暮らしをしたことが無く、おまけに結婚前も車以外は衣装ケース2個と布団しか持って居ないという、半分住所不定の浮浪者のような生活だったので、家電なんて使ったことが無いのは当たり前である。

そんなヨシゾーも結婚後は・・・・・・・・・・。

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やはり、生まれたときから”お坊ちゃま”という星の下でぬくぬくと暮らしていたため、結婚後も一切家事に関わる事がなかった。

なので、今でも冷蔵庫と冷凍庫の使い方以外、洗濯機も電子レンジも使い方が判らない。おまけに炊飯器が無く、ご飯はガスで炊いているので、ヨシゾーがご飯を炊くことなど1,000kgの本マグロを1本釣りするくらい難しいことなのだ。
　

なんせ、下手に家電製品に触っていじくりまわす？って言うかじゃれていても使い方が判らないので嫁に聞くと、すぐ怒られるので普段は極力嫁のテリトリーにあるものに触れないようにしているから、使い方が判らなくって当然なのである。
　


そんなヨシゾーなので、バカゾーとの食事はインスタント食品・レトルト食品・外食。
　　

ま、お金さえあれば、食べる事には困らない生活環境と言うのは凄い。


って、のん気なことを言っていたのだが、この暑さで重大な問題が発生したのだ。


思春期のスッカイ匂いと加齢臭にまみれた二人の洗濯物・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
　
　

ん～、この解決手段は、ハードルがかなり高い！




なんせ、二層式洗濯機は使ったことがあるのだが、家にあるドラム式の全自動洗濯機など使うどころか触ったことさえないのである。
　　

まず、何とか蓋を開けて洗濯物を入れてからとりあえず電源スイッチを押してみる。

その後、色々触っているうちに、洗い・すすぎ・脱水・乾燥　というパネルが全て光ったので、これでＯＫと確信し、スタートボタンを押す。

すると、少し動いたかと思ったらデジタル表示版に洗剤の投入量が表示されたので指示にしたがって洗剤の投入口に洗剤を投入。
　
今度は洗濯の残り時間が表示されたので、

よっしゃ～！

って、洗濯機を完全に支配下に納めたという優越感に浸りながら居間に戻った。


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しばらくしても、残り時間が減らないし動いている気配も無い。

何度も同じ様な操作を繰り返すも動く気配が無い。


一時間くらい洗濯機と格闘しただろうか？

敵は家電音痴のヨシゾーに対して一歩も引けを取らないばかりか、ますますヨシゾーを迷宮へと導くのである。

もう打つ手は全て出しつくし途方に暮れてしまったので、使用が制限されている場所でトドの様に寝ているであろう嫁にメールを入れてみた。

すると、


”蛇口あけた？”


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蛇口ってなんですか～？
蛇口って、水が出るところですよね～。
よ～く見れば、洗濯機の後にホースが繋がった蛇口がありますね～。
　
　
　
用心深く蛇口を捻ると、ホースを伝って水が出た感触が・・・・・・・・・・・。
すると、直ぐに洗濯機内に水が流れ出し、洗濯が始まったのだ。




しばらくして1回目の洗濯が終わり、2回目の洗濯物を洗濯機に入れてスタートボタンを押したら時間が来たので家を出た。

　

そして、帰宅すると


洗濯機に動き無し！


案の定、”やはり”と言うか、”なんと”言うか？当然の様に、家を出る前の状態から全く動いていませんでした・・・・・・・・・・・。
　


気を取り直して、スタートスイッチを入れたら、

”ジャ～、ジャ～♪”って水が出だした。




恐るべし、ドラム式全自動洗濯機！

「遂に洗濯機制覇♪」
次は電子レンジか(^ー゜)