またまた、一泊二日の探検に行ってきました!今回は、オホーツク海側。それも、限りなく最果ての地、稚内に近い場所です。
【浜頓別海岸】
まずは、浜頓別の海岸を視察!
一体何処まで竿が林立しているのでしょう?平日にも関わらず凄い竿の数です。しかし、竿の数の割りには人はまばらです。そして、竿が無い場所には場所取りロープが・・・・。
こういう場所では、とても竿を出そうという雰囲気にはなれません。
しかし、探検隊の目的は、こんなことではありません。そうです、油を売っている暇は無いのです。すぐに第1の目的地である目梨泊の小さな沢へ向かいました。
【目梨泊の小さな沢】
目梨泊にある小さな沢です。目的地は険しい崖を降下しなければ行けないため、探検隊は海岸から沢を昇って目的地へ向かうことに。しかし、海岸で見たものは!
おびただしい数のカラフトマス。見えにくいですが、マスの背びれが見えると思います。一体何匹いるのでしょうか?しかし、真水は流れ込んでいるものの、水量が少なく水も玉石の間から流れ出ているため、絶対に遡上できる様な沢ではありません・・・・・。
ま、ここで竿を出していた人も居ましたが・・・・・・・・。
水が出ている近くの石の間には、力尽きたカラフトマスが何匹も重なっていました!
2年の長旅から帰ってきたにも関わらず、子孫を残すことが出来なかったかわいそうなマスたちでした。そんな、かわいそうなマスたちを横目に探検隊は本来の目的を果たすべく、マスに替わって沢を遡上してきました。
ヨシゾー探検隊、沢を遡上する!
【枝幸町の小川】
目梨泊での調査を終えた探検隊は、次に枝幸町にある小川に向かいました。そして、川に下りて調べ物をしたとたん、大きな音と共に、何かが足元に体当たりしてきます。おまけに水しぶきまでかけられました!
犯人はこいつらでした!ヨシゾーは段差の上流側から下ってきて、作業をしていたので最初は気が付きませんでしたが、体当たりされて後ろを振り向くと。
見えにくいですが、川はカラフトマスで埋め尽くされていました。段差はほんの20~30数センチ程度なのですが、なかなか上がってこれないようです。おまけに、大量の遡上するマスを見てすっかり童心に帰ったヨシゾーは、仕事も忘れて見とれていました。
そして、なかなか上がってこれないのを見かねて、いやいや狩猟民族の血か?いや熊の憑依か?それともモンスターハンターの血が騒いだのか?
見かねて、手づかみで数匹上流に上げてあげました。
が、奴らはヨシゾーの善意を全く理解できないようで、わざわざ下流側に泳いで段差を落ちて行きます。どうも奴らにもプライドがあるらしく、人の手は借りたくないようです。
やはり、自然に人の手を加えることは良くないことのようです。
そして、河口はどうなっているのか非常に気になったので調査終了後、河口まで下っていきました。やはり、河口もマスの群れで、海面がざわついています。見えにくいですが、今にも遡上しようとしてなぜがUターンする奴も(笑)
また、力尽きて波打ち際に打ち上げられている奴も・・・・・。
そして、釣り人もだれ~も居ません。
そうこうしているうちに、はたから見るとただ遊んでいただけのような出張もタイムリミットを迎え、終わりを告げました。
ま、なんだかんだで、今回の探検は予想外のカラフトマスの大群に遭遇できて、メチャクチャ楽しかったです!おまけに熊の気分も味わえました(笑)
しかし、こいつらを見ていると、何故なのか?ヨシゾーの釣り師の血が全く騒ぎません。全然釣ってやろうという気になれないのです。それどころか、傷付きところどころ白くなっている奴らの体や、波打ち際に打ち上げられ、死んでいる姿、必死に段差を超えようとする姿を見ると、いとおしさというか?けなげというか?凄い奴らだな!と感心しちゃいました。
野生って凄いですね!
自然の力強さを実感しました。
「仕事したの?」と思ったらぽちっとね。
う~~ん、、、ちょいカラフトマスが妙に悲しくなって、発泡酒グビグビノンでしまいました。なんにかかわらず習性というものは無常だ、、、
川を埋め尽くすマスの大群は壮観でしたが、波打ち際で力尽きたマスたちは哀れでしたね(涙)
それにしても、誰にも教わらないのに子孫を残そうとする行動自体が感動を与えてくれますね。
カラフトマスに感涙して、水分補給に発泡酒ですか?
ハンドルネームを間違えるくらい泥酔?
醒めた頃には、釣りモードに突入ですね(笑)
秋のシーズン頑張ってくださいね。