2013年12月に復活させた伊丹市4校合同公演で使用させて頂いた伊丹市中央公民館のT本さんからの依頼があったのはこの春。8月に公民館の平和事業をするのだが、その企画の一つとして、演劇部に絵本の読み聞かせをしてもらえないかというもの。初めての経験だが依頼を受けてみることにした。
題材となるのは増田昭一さんの『金のひしゃく』 中国に残った孤児達と炊き出しをしてくれた親切なおじさんとのやり取りを描いた物語である。
いわゆる戦争物を取り扱うと、真面目に正義顔してそのくせ人事みたいになるのが怖いし嫌なのでずっと敬遠していた。いわゆる逃げなワケだが、こんな話が舞い込むと逃げてばかりもいられない。本を見て台本に起こして、今と重ね合わせて二重構造をきっちり作ることが狙いになる。
戦争が続く世界に目を向けなくても、日本には貧困に苦しむ子供達がいることや、クリスマスプレゼントがおにぎり一個って子の話をしてみたり、ついこの間事故にあった子には、もしゴメンナサイも言えずに、自分が居なくなったらどうする?なんて話もしてみる。こうして一人一人の密度を上げていく。
最後は誠意を込めて上演することを確認してお客さんをお迎えした。約50人程度ではあったが、時折すすり泣きも聞こえる客席に、何か大切なものを返してもらえたような気がした。観に来てくれた皆さん。ありがとうございました。
翌朝、8月9日の神戸新聞にはこの公演の記事が掲載されました。今日で演劇部は一休み。秋の台本のことも考えつつ、次の部活は8月18日。アイホールのワークショップはあるけどね。
題材となるのは増田昭一さんの『金のひしゃく』 中国に残った孤児達と炊き出しをしてくれた親切なおじさんとのやり取りを描いた物語である。
いわゆる戦争物を取り扱うと、真面目に正義顔してそのくせ人事みたいになるのが怖いし嫌なのでずっと敬遠していた。いわゆる逃げなワケだが、こんな話が舞い込むと逃げてばかりもいられない。本を見て台本に起こして、今と重ね合わせて二重構造をきっちり作ることが狙いになる。
戦争が続く世界に目を向けなくても、日本には貧困に苦しむ子供達がいることや、クリスマスプレゼントがおにぎり一個って子の話をしてみたり、ついこの間事故にあった子には、もしゴメンナサイも言えずに、自分が居なくなったらどうする?なんて話もしてみる。こうして一人一人の密度を上げていく。
最後は誠意を込めて上演することを確認してお客さんをお迎えした。約50人程度ではあったが、時折すすり泣きも聞こえる客席に、何か大切なものを返してもらえたような気がした。観に来てくれた皆さん。ありがとうございました。
翌朝、8月9日の神戸新聞にはこの公演の記事が掲載されました。今日で演劇部は一休み。秋の台本のことも考えつつ、次の部活は8月18日。アイホールのワークショップはあるけどね。