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キャスト会議中

2009-05-11 21:39:46 | お芝居演劇
 昨日5/10文化祭台本決定しました。結果的には二本連続のハイジ台本です。直前まで競り合ったのは式部台本。二人とも完徹で締切の日に「幕」まで書き上げてくる勢い、執念、意地、怨念に完全脱毛です。いや、脱帽です。
 両者60分モノの体裁を整えつつ、いつもよりちょっと多めの6部コピーで読み合わせ。僕的にはリアルタイムで上演結果をシミュレーション。同時に新入生の特徴を収集。作品の特徴と潤色の可能性を計算します。すると思いもよらない演算結果が…、チーン。
 その結果とは、西高演劇部の今のパワーを全部ぶちまける式部台本には、一年生は付いて行けません…というモノでした。舞台を自由に飛び回ることが苦しいけれど当たり前になってきた上級生は、いつの間にか一般市民とは桁外れな能力を身につけていたのです。登場人物13人の式部台本でしたが、ダブルキャストで1年生に役を体験させるとなると成立しない役者が乱立するという悲惨な結果になるのです。いくら文化祭とはいえ成立しない稽古を積み重ねる苦悩を考えるとここは一言言わせてくださいってコーナーへ。「ハイジ台本はダブルキャストできますけど、式部台本ならシングル(上級生中心)でいきます。」
 この後しばらくみんなで話し合った結果、ハイジ台本が選ばれることになりました。登場人物がリアルです。描く世界は広くはありません。でも一年生に出番があります。自由に飛び回れる上級生は台本の世界を思いもかけないところで広げてくれることでしょう。何より同じ舞台を先輩後輩が踏むことで、伝統が受け継がれていくのです。その大事さを知っているからこそ、結局ハイジ台本をみんなは選んだような気がします。
 オーディション終わって本日5/11キャスト会議。写真は演出レオンの苦悩場面。部員人形を詰め将棋みたいに配役表に並べています。気が付けば穴だらけ。なにせ怪獣とモルモットを同じ舞台に載せるキャスティングです。怪獣(上級生)には愛を、モルモット(下級生)には成長を期待して祈りを込めてのキャスティング。今日の苦労が一月後、いや、半年後、いえいえずっと先にでっかい実を結びますように。
 本日キャスト発表です!
 
コメント (4)
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