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ブログって何? 2023年4月より兵庫県高等学校演劇研究会東播支部へ移動。高校演劇の情報の配信、記録も。

徳島県立城西『あすべ゛すと』

2006-08-04 23:30:16 | 劇場通信
 祝祭である。舞台には多くの彩りがあり、決して一色になる瞬間がない。常に全員が動き回る。その数20人?疲れるだろうけれど疲れや息切れは見えない。だじゃれと言葉遊びのシュプレヒコール。社会問題のキーワードが時々。もっともらしいたぶん真実が時々。意味ないものも多分多数。これに歌と踊りとドラマが加われば懐かしい秋浜演出みたいだなぁと思いながら過ごす。
 幕切れみんなで同じコトをして決めるのかと思えばちゃんと掃除のおばちゃんが一人で自分の仕事を舞台上でする。こんな世界もあるんだなぁ。
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同志社『ひととせ』

2006-08-04 23:20:46 | 劇場通信
 リアクションのいい全国大会の観客は嬉しい追い風。小さな演出でもきっちり反応が来る。やってる彼女の方はいちいちうれしがるわけでもなく、淡々と自分の仕事をこなす。偉大である。考え込む無音の間が長く感じた場面はあった。それでも多くの小道具、黒板、季節の変化などで50分飽きずに成立したのではないか。翌日には緑のTシャツで観客整理。重ね重ね脱帽。
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釧路北陽『ラスティング ミーティング』

2006-08-04 23:18:36 | 劇場通信
 仲良しがお互いの未来への違う道を歩むために分かれ道に立つという設定が、不幸にして直前の『木』とかぶっていた。下手にピアノ、上手に机という舞台が役者の動きを上下に限定してしまった。スタープレーヤーもなく、静かに舞台は進行していた。僕的には印象は薄かったなぁ。ごめんなさい。
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福岡市立福翔『木』

2006-08-04 23:14:57 | 劇場通信
 小さな中学の仲良し4人組。劇画か北陽のあぶちゃんのような演技が成立するすんげえパワフルな美人がいわゆる4番ピッチャーみたいなチームでした。前半1/4であれだけ場内を沸かせて、後半シリアスに友達と喧嘩して、ラストのサス位置でいいセリフ言って…。MVPでした。台本の視点が子供的で一面しかないので浅い。顧問の発想でつまらないのも困り物だけど、やはり高校演劇には大人と子供の共演が理想だなって思わせてくれた作品。
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滝川第二『君知にたまふことなかれ』

2006-08-04 23:12:48 | 劇場通信
 師匠も弟も、憲兵も変わった舞台。どうなることかと心配もしたけれど、それは無用でした。グローバルスタンダードなお芝居を、真摯に取り組んだ結果は十分に発揮できたと思う。スタンダードなだけにどのシーンも、どのセリフも見たこと聞いたことがある気がすることも事実。敢えてこの時期高校生がするべき必然性もないなんてとらえ方もあるでしょうけれど…。
 ケイコさんの成長具合を見ていると、これもありかなと思えてきた。優秀4本の中に入ってもおかしくない作品でした。
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