「探求」授業２年目へ

　伊丹西高校の学校設定科目「探求」。自然科学コースの２年生を対象に教科を離れ週２時間、自分たちでテーマを決めての研究活動をできる枠です。去年はロボットの姿勢制御だとか、宇宙の謎に迫るなんて壮大なテーマをそのままやっちゃったもので苦労の連続。やれることはやったけど、予算的にも技術的にも無理難題が多すぎたのが反省点。今年はより現実的にできることから始めようと再出発です。物理、科学、生物、数学の担当者がモデルを作り、４時間ごとに全員が全てを体験することから始めました。
　この映像は物理班。ちょうど授業でやっている比熱測定の実験がモデル。２つある班のうち、正確な比熱を出した班が勝ちポイントをもらえるとあってマジです。実験の進め方、どうすれば誤差が少なくなるか、レポートのまとめ方などがテーマです。おもりに付いてくるお湯を減らすために釣り糸を持ってくるあたり、考えたなと思いましたが、熱であっという間に切れてしまい大爆笑。それでも割り箸で釣り竿を作ったり、熱量保存の原理にもどって計算のしかたを考え直したりとなかなか充実した２時間でした。勝利チームはどっちだ？