2月23日の夕食は、クリームシチュー
寒い季節だからこそ重要な我が家のメニュー
シチューの時は、ご飯ではなく、ライスなのだ。
2月23日の愛妻弁当は、味玉にナポリタンとひじきの炒めものである。
ひじきは一度作るとたくさん楽しめるのがいい。
またまた、ご飯に比して、おかずの面積が拡がる愛妻弁当に感謝!
平成29年度の教育行政執行方針が発表された。現教育長が平成28年度いっぱい、3月31日で退職するという状態での方針である。
平成29年4月からは、教育委員長と教育長が一本化された新教育長のもと、委員会と事務局の運営がなされることになる。
新教育長は、教職者の経歴をもった方になる予定ということで、期待とエールをこめて、今後の函館市の教育行政に望むことを述べてみたい。
1 函館市の教育行政についての考察
さて冒頭に述べた教育行政執行方針だが、大きく前文に続き
第一は,豊かな人生を支援する生涯学習の充実
第二は,子どもの「生きる力」を育む学校教育の推進
という順序、構成になっている。
なぜ、学校教育が先にならないのか?
長年、函館市の教育行政を見ていると、学校教育が重要視されていない印象を受ける。その大きな理由が、函館市では、この執行方針の順序のとおり、また行政上の序列でも、生涯学習が先で学校教育があとになっている点である。
現在、函館市教育委員会の事務局は2部構成になっている。筆頭部が生涯学習部で、次に学校教育部という淳になっているが、こういう順列の市は全国的にもほとんどない。
これは、行政における予算統括上の要請からなのか、事務系部長が筆頭で、指導系部長(教職者)が次という形にしているのであろう。
もともと、現在の2部構成の前は、3部構成で管理部、学校教育部、社会教育部という順列構成であった。ここでも、事務系部長が筆頭だったのである。
それでも、以前は教育長が、教職者であったため、なんとか教育の本筋を全うできたのかしれないが、結果的に、現教育長のように教職員経験のない人がトップに立つとそれに連なる部の順列構成からもわかるように、学校教育の現場、とりわけ義務教育の現場での士気の低下は避けられないという状況だ。
現教育長は、生涯学習の中に学校教育が含まれるという考え方を持っていると聞いたことがある。だが、これは私の考え方では違うと思う。
人間は、生まれてからまず家族の中で教育を受け、社会に出るための準備として学校教育を受け、社会に出てからも日々向上を目指すために生涯学習のステップを踏むものと考えられるからである。家族の中での教育を支援するのは、保健福祉の分野であるが、社会に出るための根幹となるのは学校教育であり、さらにそれを補完するために社会教育や芸術・文化活動があるのである。
このように、学校教育へのアプローチの仕方を著しく軽視し、方向性が誤っていると思えるから、函館の教育程度は・・・という結果に終わると言ってよいのではないか。
平成29年度の教育行政執行方針では、本年が最終年となる「函館市義務教育基本計画」の検証を進めるとともに,今後の教育の指針となる「函館市教育振興基本計画」の策定を進め,教育施策の総合的・計画的な推進を図るとされている。
であるならば、教職のエキスパートでもある新教育長には、こうした事務局の体制も一気に変革して、学校教育中心の教育委員会に邁進して貰いたいと思うのである。
以下は学校教育についての所感を述べたい。生涯学習分野については、予算があればやればよいものだが、学校教育について予算がなくてもやらなければならないものであるからである。
2 子どもの「生きる力」を育む学校教育の推進を実現するために
学校教育の個々の施策について、私なりの見解を述べたい。
地域住民と協働しながら,子どもの豊かな成長を支える仕組みであるコミュニティ・スクールの取り組みを進めるには、小・中のつながりを重視し、学校運営協議会の構成員が効率よく働けるよう小学校区・中学校区間のの整合性を求めていかなければならないと考える。
学力向上については,アフタースクールの拡充ではなく,次期学習指導要領において導入される,主体的で対話的な深い学びである「アクティブ・ラーニング」の広い理解を啓蒙したうえで、技術的な研修機会が教員に得られるよう予算を確保すべきである。
中学校における免許外指導の改善を図るためには、教員の定数確保を実現するため、再編統合などにより、学校の適正規模を図ることが重要である。
南北海道教育センターについては、学習指導や生徒指導に関する研修の充実はもとより,教職員の資質・能力の一層の向上を目指し,IT導入などの今日的教育課題に対応した研修を実施するため、新たな施設の建設を含め、予算を拡充すべきである。
また,特別支援教育については,複雑化・多様化する子どもや保護者のニーズに対応するため,教育委員会のみに留まらず、市の子ども未来部や保健福祉部などとも連携をとり、ユーザー目線でのシームレスなサポートの実現にむけ努力すべきである。
小・中学校の再編、とりわけ小学校の再編については,施設整備や学校給食の効率性第一ではなく、子どもたちにとって,より望ましい教育環境の確保という観点から,保護者の理解を第一に取り組みを慎重に進めるべきで、小中一貫教育への将来的移行を含め、計画の練り直しが必要と考える。
さらに,耐震化やアスベスト対策などの学校施設の整備については,予算がないからと先送りすることなく優先的に予算を確保すべきである。
市立函館高校の今後を含め、高等学校のあり方については,函館圏域の高等学校の生徒数などの状況を十分考慮したうえで、存立意義のあるレベルを維持する方策を第一に、規模を含め、教員レベルの確保も重要なので、単位制の廃止を含めた大胆な改造を考えるべきである。
方針では、 「人口減少や少子高齢化が進展するなかで,持続可能なまちづくりを進めるためには,生涯にわたって他者と絆を結び,様々な困難を乗り越えながら,夢と志の実現のために挑戦し,活力ある社会づくりに貢献していく人材を育成することが一層重要になります。」とある。
であるならば、「学校教育はもとより」ではなく、「学校教育を第一に」とすべきであると思うがいかがか。
以上,勝手の主張を述べさせていただいたが、新たに教育長就任予定の辻俊行先生に思いが届けばと願うばかりである。
2月22日の夕食は、サンマ蒲焼丼
さんま蒲焼の缶詰を利用したメニューだ。
ポイントはレンジでさんまを温めること。
ちょっとしたご馳走になるものだ。