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女子ゴルフ界の新星 アリヤ選手 強さの秘密

2017-02-26 18:15:00 | 報道/ニュース

2月7日 国際報道2017


去年 女子ゴルフ世界ランキング63位から一気に2位へと躍り出た
アリヤ・ジュタヌガーン選手(21)。
獲得賞金は約2億8,300万円。
アメリカツアーで賞金女王に輝いた。
(アリヤ・ジュタヌガーン選手)
「いいプレーができるようになったので
 年間最優秀選手を狙いたいと思っていました。
 一生に一度は手にしたい名誉でしたが
 2016年はすべての目標を達成できたと思います。」
アリヤ選手の最大の武器は身長170cmの恵まれた体格が生み出す飛距離。
ドライバーで何と300ヤードを飛ばすと言われ
男子顔負けのパワーを誇る。
しかし
(実況)
「ドライバーはゴルフに入ったままです!」
じつはアリヤ選手はドライバーを使っていない。
パワーが有り余ってショットの精度が落ちるということで
去年からドライバーをほとんど使わなくなった。
(アリヤ・ジュタヌガーン選手)
「ほかの人より飛距離が出ます。
 でも違う方向にボールが飛んでしまうと試合の流れが悪くなってしまいます。
 正確にボールを打つことができれば勝利が近づくと思ったのです。」
常識破りの方法でいちやく時の人となったアリヤ選手。
今年は世界ランキング1位を目指してさらなる挑戦を続ける。
(アリヤ・ジュタヌガーン選手)
「常にポジティブな心を持ち続けることが人生で最も重要です。
 自分の目標がわかっていれば
 いい時も悪い時も幸せを感じることができます。」




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銀幕に追い求めた奇跡

2017-02-26 17:15:00 | 編集手帳

2月23日 編集手帳

 

 60歳で仕事がない。
蓄えもない。
職業安定所で失業保険(雇用保険)をもらう手続きをした。
希望職種を書く欄がある。
困った。
〈まさか、「映画監督」と書くわけにはゆかないでしょ〉

鈴木清順さんは著書『すっころび仙人の人生論』で回想している。
手がけた作品が「難解すぎる」と酷評され、
日活を解雇された一件はよく知られているが、
それは40代の頃の話である。

解雇から長い空白を経て50代のとき、
『ツィゴイネルワイゼン』で映画賞を総なめにした。
必死の職探しが、
独特の色彩感覚“清順美学”で功成り名を遂げてからの出来事であったことに、
改めて胸をつかれる。

薄情な浮き沈みの境涯に愚痴の一つも出そうなものだが、
お人柄だろう。
「好物の煮豆を食べ、
 酒を飲み、
 拾う神を待つだけだね」。
いつぞや、
テレビで飄々(ひょうひょう)と語っていたのを思い出す。
鈴木さんが93歳で亡くなった。

その人生論には努力や精進を説いたくだりがない。
〈不得手なものから奇蹟(きせき)は生まれぬ〉とある。
不遇結構、
無理解もよし。
天から授かった審美眼だけを得手と信じ、
銀幕に“奇蹟”を追い求めた人の矜(きょう)持(じ)だろう。


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