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24時間営業 ①24時間営業の居酒屋 どんなニーズ?収支は?

2017-02-16 12:00:00 | 経済フロントライン

1月28日 経済フロントライン


東京仲野の駅から歩いて3分にある24時間営業の店を展開する
居酒屋チェーン「酔っ手羽」。
金曜日の午後10時
約50ある席はほとんど埋まっていた。
午後10時30分
学生のグループがやってきた。
始発電車まで飲むという。
「大学生としては朝まで飲めるということが大事。
 24時間開いているというのはプラスのイメージ。」
午前1時
終電の時刻が過ぎた後
店に残っているのは学生や近くに住むサラリーマンなどである。
「家が近いので終電を気にせずに飲んでいい時間に帰れるので
 この店に来ています。」
午前3時過ぎ
やって来たのは20代の女性4人組。
ここが4軒目だが飲み足りないとのこと。
「盛り上がっちゃって
 始発までちょっと時間がるので。」
この店の勤務は1日4交代制である。
午後11時から翌朝6時までは1人と社員と2人のアルバイトで賄っている。
午前6時
始発で帰る客と入れ替わるようにやって来たのは仕事を終えた飲食店の店員である。
「仕事が終わる時間が遅いとやっている店が限られるので
 探しちゃう。」
「深夜まで働いている人は誰もが助かっていると思う。」
早朝は他にタクシーのドライバーや看護師など夜勤明けの客が多いという。
この店の深夜帯の収支は
人件費約3万円と材料費や光熱費などを合わせると支出は約5万円。
一方 収入は
客単価を約2,500円としてこの日は約50人が来店したので約12万円。
都内の中心地に10店舗をかまえるこの居酒屋チェーン。
全ての店で深夜帯に利益を出しているため
今後も24時間営業を続けていく考えである。
(プロフェクトМ 代表取締役 村山有志さん)
「どんどん24時間営業の店が少なくなっているので
 24時間営業を今後やるというところは逆にチャンスだと思う。」



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カンボジア×日本 新たな陶器を見出せ

2017-02-16 07:15:00 | 報道/ニュース

1月26日 国際報道2017


カンボジア
アンコールワットが建てられた9世紀~13世紀にかけてのクメール王朝時代
質の高い陶器が数多くつくられていた。
しかし王朝の終焉とともにその技術は失われ
陶器も姿を消していった。

素朴ながらも個性あふれるコンポンチュナン焼。
自然な風合いと色使い
そしてカンボジアの自然や伝統をモチーフにしたデザインが特徴である。
カンボジアを訪れる外国人にも好評である。
「これまで見た陶器とは違ってすてき。」
「どの皿もユニークな色や形でとても可愛い。」
この陶器がつくられているのは
首都プノンペンから車で2時間ほどのところにあるコンポンチュナン州。
400世帯が暮らす小さな村である。
この村では以前から素焼きの土鍋などを生産していた。
しかし壊れやすいために1つ30円と安い値段でしか売れず
村の人たちはなかなか貧しい生活から抜け出せなかった。
なんとか生活を豊かにできないか。
8年前地元の女性たちが立ち上がった。
日本の財団の支援で栃木県益子町から派遣された日本人の陶芸家に
技術を習うことになったのである。
教えを受けた1人 ユーン・ナラーさん(31)。
まず教わったのは原料となる土の選び方。
試行錯誤を重ね
陶器が固くなる最適な配合を見つけ出した。
さらに村には無かった釉薬(うわぐすり)の技術も教わり
割れにくい焼き物ができるようになった。
それでも困難の連続だった。。
土の配合や窯の温度を少しでも間違えると
焼き上げる際にほとんどの作品が割れてしまうのである。
(ユーン・ナラーさん)
「作品作りは多くの困難に耐えなくてはなりません。
 失敗を恐れてはいけないと日本の先生から教わりました。」
陶器のデザインにはアンコールワットを建造したクメール王朝の伝統的な模様を取り入れた。
こうしてカンボジアの伝統と日本の技術を融合させたコンポンチュナン焼が出来上がった。
評判は少しずつ広がり
ナラーさんたちの収入もかつての倍以上に増えた。
(ユーン・ナラーさん)
「コンポンチュナン焼に関わってから私の人生はとても変わりました。
 こんなに生活が良くなるとは思いもしませんでした。」
日本の伝統を取り入れて生まれたコンポンチュナン焼。
いま村の人たちが取り組んでいるのはこの陶器を日本や世界に売り出すことである。
カンボジアの雑貨の輸出を手掛ける日本人に陶器を見てもらうことにした。
「この白いいですね。」
一方細かい部分についてはきびしい指摘も出た。
「こういうのも気になる。
 線(傷)がないようにできたらいいなと思うんで。
 カンボジアだったらいいけど日本だから。」
村に戻って課題を話し合ったナラーさんたち。 
品質をもっと高める必要があるとあらためて感じた。
「小さい傷があると売れなくなってしまうと言われた。」
「これまで何も言われてこなかったから気づけなかった。」
「批判されたからこそ改善できる。」
日本の支援で生まれたカンボジアの新たな焼き物。
ナラーさんたちは技術をさらに磨いて
より魅力的な作品を作り出したいと考えている。
(ユーン・ナラーさん)
「こんな陶器を作るのはカンボジアでここだけです。
 多くの人に知ってもらえるよう
 質の高い陶器を作っていきたい。」

 

 

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