ここ、めいめいの日本語教室の近くに、都立舎人(とねり)公園があります。秋には紅葉やドングリ拾いを楽しみ、冬は冷たい空を突き刺すようなメタセコイアの並木が美しく、そして、今、少しずつ樹木が春にむけて準備しているのが見かけられます。
ここ、めいめいのにほんごきょうしつのちかくに、とりつとねりこうえんがあります。あきには こうようやどんぐりひろいをたのしみ、ふゆは つめたいそらを つきさすような めたせこいあのなみきがうつくしく、そして、いま、すこしずつ じゅもくが はるにむけて じゅんびしているのが みかけられます。
日本人は、桜について特別は思いがあると言われます。桜が咲く3月から4月にかけて、卒業や就職、入学や入社と重なります。人との別れがあり、また新しく出会う季節です。桜のはかなげな色合いや、春先の強風ですぐ散ってしまうことも感傷を誘います。
にほんじんは、さくらについて とくべつなおもいがあると いわれます。さくらがさく3がつから4がつにかけて、そつぎょうやしゅうしょく、にゅうがくやにゅうしゃと かさなります。 ひととのわかれがあり、またあたらしくであうきせつです。さくらの はかなげないろあいや、はるさきのきょうふうで すぐちってしまうことも かんしょうをさそいます。
桜といっても、様々な品種があります。舎人公園にも、1月のおわりから咲き始めた寒桜が数本あります。早咲きの河津桜の蕾はもうぷっくりとふくらみ、気の早いのが2つ3つもうほころんでいました。また、紅梅が1本、まさに見ごろを迎えていました。近寄って、写真を撮ってみました。なんとなく、これがさくら、これは梅、とわかりますが、さて、外国のかたに聞かれたら、どう違いを説明しましょうか。また、3月の桃の節句で飾られる桃の花も、とてもよく似ています。よい機会と思い、調べてみました。
さくらといっても、さまざまなひんしゅが あります。とねりこうえんにも、1がつのおわりから さきはじめた かんざくらがすうほん あります。 はやざきの かわづざくらのつぼみは もうぷっくりと ふくらみ、きのはやいのが2つ3つ もうほころんでいました。また、こうばいが1ぽん、まさにみごろをむかえていました。ちかよって、しゃしんをとってみました。なんとなく、これがさくら、これはうめ、とわかりますが、さて、がいこくのかたに きかれたら、どうちがいを せつめいしましょうか。また、3がつのもものせっくで かざられるもものはなも、とてもよくにています。 よいきかいとおもい、しらべてみました。
桜 花びらの先が切れ込んでいる。花びらがハート型。
さくら はなびらのさきが きれこんでいる。はなびらがはーとがた。
梅 花びらは 丸い。葉は、花が終わってから出てくる。
うめ はなびらは まるい。はは、はながおわってから でてくる。
桃 花びらの先が尖っている。葉と花が同時に出てくる。
もも はなびらのさきが とがっている。はとはなが どうじにでてくる。
おりがみで違いがわかるでしょうか。左から、桜、梅、桃です。
おりがみで ちがいが わかるでしょうか。ひだりから、さくら、うめ、ももです。
寒桜は、じゃぶじゃぶ池の北側で 見つけました。
かんざくらは、じゃぶじゃぶいけの きたがわで みつけました。
紅梅は、そりゲレンデから大池に降りていくあたりで見つけました。
こうばいは、そりげれんでから おおいけにおりていくあたりで みつけました。
河津桜は、公園の北側で、もう咲き始めています。
かわづざくらは、こうえんのきたがわで、もうさきはじめています。
あたたかい日差しを感じたら、ぜひ、公園に足を運んで、春の空気を吸い込んでみてください。
あたたかいひざしを かんじたら、ぜひ、こうえんにあしをはこんで、はるのくうきを すいこんでみてください。
日本語ボランティアめいめいホームページ
https://meimei-toneri.wixsite.com/meimei
かかわずず、めいめいのにほん