日本語 ボランティア【めいめい】@ 東京都 足立区

にほんご ボランティア【めいめい 】@ とうきょうと あだちく

感謝で「御馳走様」(かんしゃで「ごちそうさま」

2022-06-26 | ダイアリー

日本では、食事の際に「いただきます」「ごちそうさま」のような挨拶をします。漢字で書くと「頂きます」「御馳走様」です。(にほんでは、しょくじのさいに「いただきます」「ごちそうさま」のようなあいさつをします。かんじでかくと「頂きます」「御馳走様」です。)

食事を始めるときの「いただきます」には食事に携わった方々や食材への感謝の心を表しています。(しょくじをはじめるときの「いただきます」には しょくじにたずさわったかたがたや しょくざいへのかんしゃの こころをあらわしています。)

食後の挨拶「御馳走様」の「馳走」は、本来「走り回る」という言葉の意味でした。昔は、流通が整った現在とは違い、もてなしの品々を集めるのに、馬を走らせ、苦労して調達していました。(しょくごのあいさつ「ごちそうさま」の「ちそう」は、ほんらい「はしりまわる」ということばでした。むかしは、りゅうつうが ととのったげんざいとはちがい、もてなしの しなじなをあつめるのに、うまをはしらせ、くろうして ちょうたつしていました。)

その様子から「馳走」という言葉に「もてなし」のいみが含まれ、さらに、丁寧語の「馳走」という、贅沢で豪華な料理を意味する言葉になり、江戸時代後期にご馳走を頂いたことへの感謝する意として「ごちそうさま(でした)」が使われ始めました。(そのようすから「ちそう」ということばに「もてなし」のいみがふくまれ、さらに、ていねいごの「ちそう」という、ぜいたくで ごうかなりょうりをいみすることばになり、えどじだいこうきに ごちそうをいただいたことへのかんしゃするいとして「ごちそうさま(でした)」がつかわれはじめました。)  

では、深い感謝の気持ちを表す「御馳走様」と言われたら貴方ならなんと返しますか?(では、ふかいかんしゃのきもちをあらわす「ごちそうさま」といわれたら あなたなら、なんとかえしますか?)

自分が出したものを謙遜して「お粗末様でした」と返すのもよいのですが、失礼になる場合もあるので、「お口に合いましたでしょうか?」と返すのもいいですね。(じぶんがだしたものをけんそんして「おそまつさまでした」とかえすのもよいのですが、しつれいになるばあいもあるので、「おくちにあいましたでしょうか?」とかえすのもよいですね。)

海外には「御馳走様」に訳される言葉はないそうです。「いただきます」「ごちそうさま」は日本独自の文化のようです。(かいがいには「ごちそうさま」に やくされることばはないそうです。「いただきます」「ごちそうさま」は にほんどくじのぶんかのようです。)

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(にほんご れっすん No.18)夏至(げし)

2022-06-20 | ダイアリー

6月21日は二十四節気(一年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらに、それぞれを6つに分けたもの)の10番目、夏至です。北半球では、この日が一年のうちで、昼の時間が一番長い日です。(6がつ21にちは にじゅうしせっき(いちねんをしゅんかしゅうとうの 4つのきせつにわけ、さらに、それぞれを6つにわけたもの)の10ばんめ、げしです。きたはんきゅうでは、このひがいちねんのうちで、ひるのじかんがいちばんながいひです。)

21日の東京における日の出は4時25分、日の入りは19時、昼の時間は14時間35分にもなります。(21にちのとうきょうにおける ひのでは4じ25ふん、ひのいりは19じ、ひるのじかんは 14じかん35ふんにもなります。)

夏至は「夏に至る」と書くように、これから梅雨がおわって、本格的な夏がはじまります。暑さに負けないように過ごしましょう!!げしは「なつにいたる」とかくように、これからつゆがおわって、ほんかくてきななつがはじまります。あつさにまけないようにすごしましょう!!)

今回は、「~は」「~が」について説明します。「は」「が」はどちらも助詞なのですが、助詞の種類が違います。「が」は格助詞(名詞と動詞などの述語を結びつける働きがある)、「は」はとりたて助詞(話し手の気持ちを表す)と呼ばれ、本来はまったく別のものです。(こんかいは、「~は」「~が」についてせつめいします。「は」「が」は どちらもじょしなのですが、じょしのしゅるいがちがいます。「が」は かくじょし(めいしとどうしなどのじゅつごを むすびつけるはたらきがある)、「は」は とりたてじょし(はなしてのきもちをあらわす)と よばれ、ほんらいはまったくべつのものです)   

では、つかい分けるための基本的なルールを紹介します。(では、つかいわけるための きほんてきなルール をしょうかいします)

1.情報のルール(じょうほうのルール)

新情報(伝えたい情報)には「が」をつかう。(しんじょうほう(つたえたいじょうほう)には「が」をつかう)

社長がいるところで、社長がどの人か知らない人に「あの人だよ」と伝えたいとき。「が」のぶんでは、伝えたい情報は「が」まえにくる。(しゃちょうがいるところで、しゃちょうがどのひとか しらないひとに「あのひとだよ」とつたえたいとき。「が」のぶんでは、つたえたいじょうほうは「が」まえにくる)

あの人(ひと)社長(しゃちょう)です。

 

旧情報(すでに分かっている情報)には「は」をつかう。(きゅうじょうほう(すでにわかっているじょうほう)には「は」をつかう)

あの人を見ている状況で、伝えたいのは「社長」という情報。「は」のぶんでは、伝えたい情報は「は」うしろにくる。(あのひとをみているじょうきょうで、つたえたいのは「しゃちょう」というじょうほう。「は」のぶんでは、つたえたいじょうほうは「は」うしろにくる)

あの人(ひと)社長(しゃちょう)です。

 

2.文の性質のルール(ぶんのせいしつのルール)

現象をそのままいうときは「が」をつかう。何かを発見した場合によくつかわれる。(げんしょうをそのままいうときは「が」をつかう。なにかをはっけんしたばあいに よくつかわれる)

あ、桜(さくら)(さ)いている。

判断、評価したときは「は」をつかう。(はんだん、ひょうかしたときは「は」をつかう)

これ、珍(めずら)しい石(いし)ですね。

 

3.文の構造のルール(ぶんのこうぞうのルール)

従属節・名詞修飾節のなかでは「が」をつかう。(じゅうぞくせつ・めいししゅうしょくせつのなかでは「が」をつかう)

わたし(か)った本(ほん)は、安(やす)かった。

 

4.そのほかの つかいかた

対比の「は」(たいひの「は」)

ひらがな(か)けますが、漢字(かんじ)(か)けません。

疑問詞が主語の「が」(ぎもんしが しゅごの「が」)

だれ発表(はっぴょう)しますか

選択の「が」(せんたくの「が」)

(わたし)発表(はっぴょう)します。

述語に疑問詞の「は」(じゅつごにぎもんしの「は」)

田中(たなか)さんどこへ(い)きますか?

対象の「が」(たいしょうの「が」)

わたしはリンゴ(す)きです。

 

今日はここまで。(きょうはここまで)

 

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リモート学習開始!(リモートがくしゅう かいし!)

2022-06-14 | ダイアリー

このところ雨の降る教室日が続きましたが13日の教室は晴れの勉強日和となりました。(このところあめのふるきょうしつびがつづきましたが 13にちのきょうしつははれのべんきょうびよりとなりました。)

個人勉強の後は全員で敬語のワークシートに挑戦しました。(こじんべんきょうのあとは ぜんいんでけいごのワークシートにちょうせんしました。)

皆さんも挑戦してみてください!(みなさんもちょうせんしてみてください!)

敬語は使用される場面でかわります。また、敬語を使っている人と使われている人との関係性によってもかわります。では答えです。(けいごは しようされるばめんでかわります。また、けいごをつかっているひとと つかわれているひととのかんけいせいによってもかわります。では、こたえです。)

いかがでしたか?全問正解の方は すばらしい!!(いかがでしたか?ぜんもんせいかいのかたは すばらしい!!

さて、めいめい教室では、漸く、リモート学習をはじめました。今後徐々にふやしていきたいと思っています。(さて、めいめいきょうしつでは、ようやくリモートがくしゅうをはじめました。)

 

 

 

 

 


(にほんご れっすん No.17)衣替え(ころもがえ)

2022-06-07 | ダイアリー

「衣替え」という言葉を聞いたことがありますか?「衣替え」とは、6月1日を目安に冬服から夏服へ、10月1日を目安に夏服から冬服へと替える風習です。「ころもがえ」ということばを きいたことがありますか?「ころもがえ」とは、6がつついたちをめやすに ふゆふくからなつふくへ、10がつついたちをめやすに なつふくからふゆふくへと かえるふうしゅうです。)

平安時代に中国から伝わり、宮中行事として、年に2回衣を替えるようになりました。当初は「更衣(こうい)」といいましたが、更衣が女官の役職名に用いられるようになったため、「衣更え(衣替え)」と呼ばれるようになりました。(へいあんじだいに ちゅうごくからつたわり、ねんに2かいころもをかえるようになりました。とうしょは「こうい」といいましたが、こういがにょかんのやくしょくめいに もちいられるようになったため、「ころもがえ」とよばれるようになりました。
 
江戸時代になると着物の種類が増えたため、気候に合わせて年に4回衣替えをするようになりました。明治時代になると、役人や軍人などが制服を着るようになり、夏服と冬服を年に2回替えるようになりました。そのあと、衣替えは学校や家庭でも行われ、現在に至っています。(えどじだいになると きもののしゅるいがふえたため、きこうにあわせて ねんに4かいころもがえをするようなりました。めいじじだいになると、やくにんやぐんじんなどが ようふくをきるようになり、なつふくとふゆふくを ねんに2かいかえるようになりました。そのあと、ころもがえはがっこうやかていでもおこなわれ、げんざいにいたっています。)
 
6日の教室には、中国出身のEさん、初めてのフィリピン出身のHさんと、見学のTさんが来られました。(6かのきょうしつには、ちゅうごくしゅっしんのEさん、はじめてのフィリピンしゅっしんのHさんと、けんがくのTさんがこられました。)
 
ところで、3月に芽を出した我が家のスカシユリは大輪を咲かせています。(ところで、3がつにめをだした わがやのスカシユリはたいりんをさかせています。)

今日は三つ以上を比較する表現を説明します。何(いつ・どこ・だれ)が1番なのかを述べるときに使う表現です。(きょうは 三ついじょうをひかくするひょうげんを せつめいします。なに(いつ・どこ・だれ)がいちばんなのかを のべるときにつかう ひょうげんです。)

~【のなか】で、~が いちばんxxxです。【のなか】は省略可能(しょうりゃくかのうです。

1. 日本で、東京がいちばん大きいです。(にっぽんで、とうきょうが いちばんおおきいです)

疑問文(ぎもんぶん)では、「もの」に対(たい)しては「どれ」「ひと」には「だれ」場所(ばしょ)には「どこ」時間(じかん)には「いつ」などが使(つか)われます。

1.「~と~と~と、・・・」:いちご りんご すいかどれがいちばん すきですか?

2.「~と~と~(と)では、・・・」:いちご りんご すいか(と)ではどれがいちばん すきですか?

3.「~と~と~のなかで、・・・」:東京(とうきょう)大阪(おおさか)札幌(さっぽろ)のなかでどこがいちばん さむいですか?

4.「~のなかで」:三人(三にん)のなかで だれがいちばん 若い(わかい)ですか?

5. つぎは「もの」に対(たい)する質問(しつもん)ですが「どれ」を使(つか)わず「なに」を使(つか)うのが普通(ふつう)です。: くだものなかで なにが いちばんすきですか?

今日はここまで。(きょうはここまで)

 

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