日本語 ボランティア【めいめい】@ 東京都 足立区

にほんご ボランティア【めいめい 】@ とうきょうと あだちく

言葉を学ぶちから(ことばをまなぶちから)

2023-06-27 | ダイアリー

私たちの教室の近くの舎人公園で、今年もカルガモのひなが生まれています。お母さんの後を一生懸命歩く子鴨たちに、みな声援を送っています。

わたしたちのきょうしつのちかくの とねりこうえんで、ことしも かるがものひなが うまれています。おかあさんのあとを いっしょうけんめいあるく こがもたちに、 みな せいえんを おくっています。

私は、保育の仕事に就いています。3歳までの子供たちは、公園の中を元気いっぱい走り回ります。時々、自転車が通るので、「自転車きました」と声をかけあいます。余裕がない時は、「自転車きちゃった」となることもあります。

わたしは、ほいくのしごとについています。3さいまでのこどもたちは、こうえんのなかを げんきいっぱい はしりまわります。 ときどき、じてんしゃたとおるので、「じてんしゃ きました」とこえをかけあいます。よゆうがないときは、「じてんしゃ きちゃった」となることも あります。

Hくんは、一番大きいので、よく小さな子の面倒をみてくれます。ある時、男の人が近くを通りました。Hくんは、大きな声で、「おじちゃんきちゃった。おじちゃんきちゃった。」と通り過ぎるまでずっと繰り返していました。おじさんは少し気まずそうでした。

Hくんは、いちばんおおきいので、よくちいさなこの めんどうをみてくれます。あるとき、おとこのひとが ちかくを とおりました。Hくんは、おおきなこえで、「おじちゃん きちゃった。おじちゃん きちゃった。」ととおりすぎるまで ずっと くりかえしていました。おじさんは すこし きまずそうでした。

次に、女の人が通りがかりました。今度は、「ちっちゃいのおじちゃんきちゃった。ちっちゃいのおじちゃんきちゃった。」とまた大声で繰り返し始めました。私はあわてて、「女の人は、おじちゃんじゃなくて、おばちゃん。ちっちゃいのは言わないで!」と小さな声で止めました。Hくんは、ちょっと考えるような表情で黙りました。

つぎに、おんなのひとが とおりがかりました。こんどは、「ちっちゃいのおじちゃん きちゃった。ちっちゃいのおじちゃん きちゃった。」と またおおごえで くりかえしはじめました。わたしはあわてて、「おんなのひとは、おじちゃんじゃなくて、おばちゃん。ちっちゃいのは いわないで!」とちいさなこえで とめました。Hくんは、ちょっとかんがえるようなひょうじょうで だまりました。

しばらくして、また女の人が通りました。Hくんは、「おばちゃん、きちゃった。」と言って、これでいいのか、というように私を見ました。

しばらくして、またおんなのひとが とおりました。Hくんは、「おばちゃん、きちゃった。」といって、これでいいのか、というように、わたしをみました。

Hくんはしっかり学びました。自分で修正するちからを持っていました。こんな短時間で学ぶちからがあるのなら、「きちゃった」も直してあげるべきでした。子供の前でも、日本語学習者さんの前でも、いつも、適切な言葉を選べるよう、気を付けていたいものです。

Hくんは しっかりまなびました。じぶんでしゅうせいする ちからを もっていました。こんなたんじかんで 学ぶちからが あるのなら、「きちゃった」もなおしてあげる べきでした。こどものまえでも、にほんご がくしゅうしゃさんの まえでも、いつも、てきせつなことばを えらべるよう、きをつけていたいものです。

子鴨たちも、お母さんのまねをして、育っていきます。子鴨もお母さんもがんばって!

こがもたちも、おかあさんのまねをして、そだっていきます。こがもも おかあさんも がんばって!

昨日は、スタッフ8名、学習者さん9名でした。継続してきてくださる方が増えて、うれしく思います。

きのうは、すたっふ8めい、がくしゅいしゃさん9めいでした。けいぞくして きてくださるかたがふえて、うれしくおもいます。

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======= スケジュール =======

===== きょうしつ の ばしょ =====
とうきょうと あだちく とねり 1-3-26-3F
とねり ちいき がくしゅう センター 3かい
↑クリック(足立区公式サイトへ)
 
※8月は夏やすみで、めいめい教室はお休みです。(8がつはなつやすみでめいめいきょうしつは おやすみです。)
 
ブログ/HPは毎週更新しています!
 
詳しい内容は こちらから
日本語ボランティアめいめいホームページ
https://meimei-toneri.wixsite.com/meimei

 

 


ゆんたくで日本語能力アップ!(ゆんたくでにほんごのうりょくアップ!)

2023-06-21 | ダイアリー

6月17日土曜日、第二回交流会を開きました。たくさんの外国人の方々が来てくださいました。(6がつ17にち どようび、だいにかいこうりゅうかいをひらきました。たくさんのがいこくじんのかたがたが きてくださいました。)

受付を済ませてグループに分かれて、質問カード(聞く・書く・話す)を使って自己紹介!(うけつけをすませてグループにわかれて、しつもんカード(きく・かく・はなす)をつかって じこしょうかい!)

そのあと、他者紹介を発表してもらいました。(そのあと、たしゃしょうかいをはっぴょうしてもらいました。)

ゆんたく(おしゃべり)は日本語の音に慣れるツールです。たくさんゆんたくして上達してほしいです。(ゆんたく(おしゃべり)は にほんごのおとになれるツールです。たくさんゆんたくして じょうたつしてほしいです。)

めいめいの交流場が「悩みも弱音も安心して話せる」安心の居場所になったらうれしいです。(めいめいのこうりゅうばが「なやみもよわねも あんしんしてはなせる」あんしんのいばしょになったら うれしいです。)

次回(じかい)のめいめい教室は・・・

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入梅(にゅうばい)

2023-06-13 | ダイアリー
6月11日は季節の移り変わりを表す雑節(*)のひとつ「入梅」でした。梅雨の季節に入る日を意味します。昔は田植えの日を決める目安となっていたそうです。また、梅雨という言葉の由来は、正確にはわかっていません。一説には、梅の実が熟す時期の雨という意味から、梅雨といわれるようになったそうです。
 
6がつ11にちは きせつのうつりかわりをあらわす ざっせつ(*)のひとつ「にゅうばい」でした。ばいうのきせつに はいるひをいみします。むかしは たうえのひをきめる めやすとなっていたそうです。また、ばいうということばのゆらいは、せいかくには わかっていません。いっせつには、うめのみが じゅくすじきのあめといういみから、ばいうといわれるようになったそうです。
 
(*) 雑節:日本で作られた季節の移り変りを表す日。農作業の目安ともなる日で全部で9種類ある。「節分」「彼岸」「土用」など。っせつ:にほんでつくられた きせつのうつりかわりを あらわすひ。のうさぎょうのめやすともなるひで ぜんぶで9しゅるいある。「せつぶん」「ひがん」「どよう」など。
 
この時期は大雨が多くなります。災害への備えを見直しましょう。足立区のホームページにも何をするべきかが載っています。
 
このじきは おおあめがおおくなります。さいがいへのそなえをみなおしましょう。あだちくのホームページにも なにをするべきかが のっています。
 
 
12日は雨のなか、6名の学習者さんが来られました。今日の教室から、学習者さんがその日に勉強したことを、発表する時間を設けました。全員が自分の言葉で発表しました。素晴らしい時間になりました。これからも楽しみです。
 
12にちはあめのなか、6めいのがくしゅうしゃさんが こられました。きょうのきょうしつから、がくしゅうしゃさんが そのひにべんきょうしたことを、はっぴょうするじかんをもうけました。ぜんいんがじぶんのことばで はっぴょうしました。すばらしいじかんになりました。これからもたのしみです。
 
 
 
6月17日(土)は
交流会です

6月17日(土)午後2時からの交流会は、外国の人と日本人とが集まって、おしゃべりをしたり、悩みを相談したりする場所です。家族や友達を連れて、初めての人もぜひお越しください。外国の人と友達になりたい日本人もお待ちしています。

6がつ17にち(ど)ごご2じからのこうりゅうかいは、がいこくのひとと にほんじんとが あつまって、おしゃべりをしたり、なやみをそうだんしたりするばしょです。かぞくや ともだちをつれて、はじめてのひとも ぜひおこしください。がいこくのひとと ともだちになりたい にほんじんも おまちしています。

ブログ/HPは毎週更新しています!
 
詳しい内容は こちらから
日本語ボランティアめいめいホームページ
https://meimei-toneri.wixsite.com/meimei
 

六月の花(ろくがつのはな)

2023-06-05 | ダイアリー

毎年、この季節になると、小椋佳さん作曲の、「六月の雨」という歌を思い出します。

まいとし、このきせつになると、おぐらけいさんさっきょくの「ろくがつのあめ」といううたをおもいだします。

「ろくがつのあめ」(さくし・おぐらけい)

ろくがつのあめには ろくがつのはなさく

はなのすがたは かわるけれど

かわらぬこころを ちかいながら

いくつはるをかぞえても

いくつあきをかぞえても

ふたりでいたい (一部 引用)

 

どこにも書いていませんが、私は紫陽花が雨に打たれている姿を思います。

どこにもかいていませんが、わたしは あじさいが あめにうたれているすがたをおもいます。

さて、先日、偶然、ある大手レストランチェーンの求人情報を目にしました。今まで、英語で書かれた求人情報を見たことはありました。でも、今回驚いたことに、「いっしょにはたらきませんか?」から始まって、しごとのしゅるい、ほーる、きっちん、など大まかな仕事の説明が、すべて、わかりやすく、ひらがなで書かれていたのです。最後に問い合わせ先の電話番号が書かれていました。

さて、せんじつ、ぐうぜん、あるおおてレストランチェーンの きゅうじんじょうほうを めにしました。いままで、えいごでかかれた きゅうじんじょうほうを みたことがあります。でも、こんかい おどろいたことに、「いっしょにはたらきませんか?」からはじまって、しごとのしゅるい、ほーる、きっちん、など おおまかな しごとのせつめいが、すべて、わかりやすく、ひらがなでかかれていたのです。さいごに といあわせさきの でんわばんごうが かかれていました。

つまり、ひらがなで、やさしい日本語が読めて、内容を理解して電話がかけられれば、採用の可能性があるということです。多くの企業で、採用の基準が日本語検定N2と聞いたことがありますが、これからはこういった企業努力から、今までつながらなかった優秀な人材を雇用することができるようになると思いました。

つまり、ひらがなで、やさしいにほんごが よめて、ないようを りかいして でんわが かけられれば、さいようの かのうせいが あるということです。おおくのきぎょうで、さいようのきじゅんが にほんごけんていN2ときいたことがありますが、これからは こういった きぎょうどりょくから、いままでつながらなかった ゆうしゅうな じんざいをこようすることができるようになると おもいました。

めいめいの教室にも、熱心な学習者さんたちがたくさん来ています。自信をもって、仕事に就いて、社会に溶け込んでほしいと願っています。

めいめいのきょうしつにも、ねっしんな がくしゅうしゃさんたちが たくさん きています。じしんをもって、しごとについて、しゃかいに とけこんでほしいと ねがっています。

 

次回(じかい)の教室は

6月12日(月) 午後2時から

 

6月17日(土)午後2時からの交流会は、外国の人と日本人とが集まって、おしゃべりをしたり、悩みを相談したりする場所です。家族や友達を連れて、初めての人もぜひお越しください。外国の人と友達になりたい日本人もお待ちしています。

6がつ17にち(ど)ごご2じからのこうりゅうかいは、がいこくのひとと にほんじんとが あつまって、おしゃべりをしたり、なやみをそうだんしたりするばしょです。かぞくや ともだちをつれて、はじめてのひとも ぜひおこしください。がいこくのひとと ともだちになりたい にほんじんも おまちしています。

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