昨日に引き続き、もうひとつの「ありがとう」の話をしたいと思います。
花屋さんに小さな男の子が来て、お花を下さいと言いました。
店員さんが「誰にプレゼント?」と聞くと、うつむいて、小さな声で
「お母さんに」と答えました。
店員さんが赤いバラと黄色いチューリップを何本か取って
組み合わせようとすると、「ダメだよ、白い花なんだ。」と
その男の子は言いました。
店員さんは「どうして?」と聞くと、その子は、「お母さんは仏さまになったから。」といい
百円玉を二枚差し出しました。これを聞いて店員さんはお金を受け取り
今度は白いチューリップを一杯取り出しました。そして、丁寧にラップで包んで
大きな真っ白なリボンをかけて手渡しました。
男の子は大きな花束を抱えて、「ありがとう」と言って駈けていきました。
この花屋さんの店員のやさしさを見習いたいものです。
合掌
命光不動尊 http://www.meikoufudouson.jp/