仏教に利他という言葉があります。
意味は、他人に利をもたらす、つまり人のためになることをすることです。
人間は誰でも自分が可愛いものです。しかし、だからといって自分の利益だけを
考えてはダメで、自分のことを忘れて人のために尽くすことが大切と教えています。
利他とはたとえば母親の心です。「己を忘れて」我が子のためにつくします。
その母親の心が子供に受け継がれて、それが兄弟のため、家族のため、友達のため、
みんなのためと、利他の心が広がっていきます。仏教ではこの心を持つことを教えています。
自分のことはさておいて、他人のために行動するタイプの人はまさに仏教で言う利他の精神の持ち主です。
合掌
命光不動尊 http://www.meikoufudouson.jp/