命光不動尊のブログ

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いなくなった愛猫のタヌが、あの世で遊んでいた。

2021年03月25日 19時06分22秒 | ひと口法話

昨年は、山主が入院したりとバタバタしていた時のことです。

愛猫のタヌが昨年の11月頃、いなくなりました。

(2014)

 

その二日ほど前に山主が、

「タヌがエサを食べなくなった。もぅ死ぬな。出て行ったら帰ってこなくなるぞ」と。

 

この言葉とおり、本当にそれから二日ほどして、出て行ったきり戻ってきませんでした。

 

昔から猫は人に死に目を見せないと言われておりますが、

「ほんまかな?長い間、家に飼っていたのに…。」

寒い日が続きとても心配しておりました。

 

山主が「(元)野良猫は、死に際が綺麗やな」

「みとってみ、お別れにくるで」と。

 

しばらくして、ひよっこりと姿を見せにきましたが、

家には入って来ずに姿を消しました。

 

そして次の日、

玄関先に置いてあった水の入っている睡蓮鉢の中に

綺麗な小さなネズミが一匹入っていたのを山主が見つけました。

 

山主が「タヌがお礼においていったんやな」

それっきり、タヌの姿を見ることはありませんでした。

 

12月に入り、信者様の猫が急死され、当山で弔いをさせていただきました。

それから、貞観の飼い猫も12月30日、息を引き取りと、

昨年は、なぜか、猫との寂しい別れが続きました。

 

家で飼っている生き物は、身代わりになってくれるといいますので、

身代わりになってくれたのでしょうか。

 

山主が、「タヌの弔いをしてやらな、あかんな」と言いつつも

春のお彼岸が来てしまいました。

 

その朝のお勤めに、タヌが現れたのです。

 

赤や黄色や紫と、色とりどりの小さな花が咲いている

小道のようなところで、蝶々が飛んでおり、

それを捕まえようと、一生懸命に手を動かして

走りまわっていたそうです。

 

山主が見せてもらったのは、極楽のようだったと、

「タヌは成仏したんやな」

ほっとしましたね。

 

南無大師遍照金剛


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