家庭においての仏壇の供養と、
墓所においての供養の方法は全然異なるものである。
皆さんは仏壇もお墓も同じようにお考えの方が多いようです。
当山によく墓じまいのご相談がございますが、
そもそもその違いをご理解いただければと思い
私見をお話させていただきたいと思います。
皆さん先祖供養の年忌は50年で弔い上げというようにご理解されていると思います。
俗に、50年経つと神様になると言われ、
その後は、一切の供養をしなくなるのが世間一般の常識の様です。
50年経ったご先祖様は本当に神様になったのか?と言うと、
そんな訳ないという事は皆さんよくご承知のこととおもいます。
これは生きてる側の勝手な解釈であり、怠慢です。
此の怠慢によって幸せになっているでしょうか?
確かに今私は幸せと感じている人も有るでしょうが、
なぜ毎日当山に色々な悩みの相談が有るのでしょうか?
もっと話を大きくすると、なぜ大きな災害や事故が有るのでしょうか?
50年経ったからと言ってその後、
一切何もしていないご先祖様がどれほど多くいらっしゃるでしょう。
なのに先祖供養はしていますと言われる方のなんと多い事か!
もう少しお話したいのですが、まだまだ長くなりますので、
今日はここまでとさせていただきます。
皆さんも此のことを考えてみてください。
南無大師遍照金剛