「人を呪わば穴二つ」というコトワザがございますが、
ご存知でしょうか。
若い方は、聞いたことがないかもしれませんね。
まず、穴ってなんですか?と聞かれそうですが、
穴とは、
亡くなった人を埋葬するために掘った穴のことです。
陰陽師の時代は、人を呪うという
呪術をかけるという事がよく行われていたようです。
呪いをかけられた相手が死んで埋葬する穴が、ひとつ。
そして、呪術師が呪い返しにあい、
死んでしまうと仮定してその埋葬する穴がひとつ。
今の時代でも神社やお寺で盛んに祈祷が行われておりますが、
最近は、個人の願望を叶えるためのご祈祷に代わっているのではないでしょうか。
一時の拝み屋さんと言われる方の中には、
呪いを商売にしているところもあるようですが…。
核家族になり、ご先祖様に手を合わすという習慣がなくなると同時に
目上の人(祖父母)と一緒に生活するということもなくなりました。
その結果
大家族では当たり前であった他人を思いやるという習慣は、
いつしかなくなり
個人主義が優先される時代となりました。
いまや、個人主義を利己主義と勘違いする人が多く、
自分の意見と違う人をみれば、
クレームをつける。やめさせる。という
おかしな人間が増えております。
当山にも人間関係で悩んでご相談をよせられる方が多くございますが、
相手が悪くなるという祈祷はお受けしておりません。
当山では、こういう場合、
相手も自分も良くなるという修法をお授けしております。
最近では、ご近所さんのトラブル問題を解決いたしました。
南無大師遍照金剛