あいとポッポパーティー

あいをさぐりながら、友人に発信。
あいとへいわのあいは、解せなかったけれど注目のテーマ。

ヨイトマケの歌

2006-03-16 21:58:47 | 日記
昨日は仕事で午後から名古屋へ行き、朝東京へ帰ってきました。
新幹線ではグースカだったので、故郷はさらりと通り過ぎてしまいました。

そして昼間、東京では今年初の桜を見ました。偶然にも。
鳩が何かをつっついているのを何気なく見たら、どうやら桜のつぼみ。ナヌ、と思って上を見やれば桜が咲いていたのでありました。感激でした。

本題は、表題の歌のことです。
先月17~18日、仕事をさぼって北海道朱鞠内であった東アジアワークショップに参加しました。
会場は笹の墓標展示館(旧光願寺)というところです。かつて朝鮮などから強制連行され、この地で果てた人々の遺骨を掘り起こす拠点にもなっているところです。
詳細は、笹の墓標ネットワークのページをご覧あれ。

翌19日は札幌で行われた「強制連行、強制労働犠牲者を考える北海道フォーラム」に参加しました。
すべてを通し、学んだことなどをいつか…!まとめなくては、と思って早1ヵ月。
さぼっているうちに、参加したある方のHPに詳しいレポートが書かれてあるのを発見。勝手にリンクしてしまいます。

フォーラムの後、超豪華な、とてもよいコンサートがありました。
そのなかで非常に・猛烈に感動したのは、趙 博 さんという在日2世の方が歌った「ヨイトマケの歌」。
ヨイトマケとは、「建築の地固めをする際に、大きなつちの綱を引くときのかけ声。転じて、これに従事する人足。多くは女性」(広辞林)らしいです。
いわゆる「土方」に従事した母親に感謝する歌です。
なんとなく耳にしたことのある歌詞でしたが、きちんと聞いたのは初めてでした。

これを、趙さんは子どもの頃に馬鹿にされたハングルなまりを出しながら、太鼓(プク?)一つでとても静かに、そして熱く歌っていました。
イヤ、すごかったです。

しかもこの歌の作詞作曲者の丸山明宏って、美輪明宏の改名前ですと。知りませんでした。
美輪明宏ってたまにオカルトチックだけど、なかなかの人なのだろうとは思っていましたが、ますます見直してしまいました。

ヨイトマケの歌
勝手にリンク。長い歌詞なのですが、一番と六番だけ載せちゃいます。

【作詞】丸山明宏
【作曲】丸山明宏

父ちゃんのためなら エンヤコラ
母ちゃんのためなら エンヤコラ
もひとつおまけに  エンヤコラ

1.今も聞こえる ヨイトマケの唄
  今も聞こえる あの子守唄
  工事現場の昼休み
  たばこふかして 目を閉じりゃ
  聞こえてくるよ あの唄が
  働く土方の あの唄が
  貧しい土方の あの唄が

6.何度か僕もぐれかけたけど
  やくざな道は踏まずに済んだ
  どんなきれいな唄よりも
  どんなきれいな声よりも
  僕を励ましなぐさめた
  母ちゃんの唄こそ 世界一
  母ちゃんの唄こそ 世界一


写真は、笹の墓標展示館で見せていただいた、掘り出されたご遺骨。
ある人は、掘る前は骨というと不気味な怖いイメージだったが、実際に掘り出して大事に抱えているとだんだんと愛着がわいてきた、と話していました。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (尾崎)
2006-03-16 22:40:37
殿平真さんの「フォト蔵」、見ましたか? みさきさんのアップもありましたよ。URLご存じなければ、彼に問い合わせてください。

みさきさんのワークショップの話、楽しみにまっていました。もっと続けてくださいね。



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ヨイトマケの歌 (てっちゃん)
2006-03-17 17:34:55
 「ヨイトマケの歌」、オイラも大好きです。

三輪さんの他にも、桑田圭佑や槇原敬之もカバーをしてますよ。特に槇原敬之バージョンは泣けました(´;ω;`)ウッ…

 ぜひ聴いてみてちょ!
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おひさしぶりです (とく)
2006-03-17 18:25:22
元気に活躍されている様子が、伝わってくるページですね。

こちらからもちょくちょく見させていただきます。

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いい歌ですなあ… (みさき)
2006-03-17 19:44:19
尾崎さん。

URLを送ってもらって写真を見ました!すてきな写真ばかりでした。すでに懐かしい。

ワークショップレポート、果たして続くのか…。連載は楽しく読ませていただきましたよ。貴重な記録ですね。



てっちゃん。

マッキーは声がやさしいからどうなの?と思っていたけど、泣けるほどとは!ぜひとも聞いてみたいです。



とくさん。

ありがとうございます。私ものぞかせていただきます。

またどこかでご一緒できるといいですね。
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