あいとポッポパーティー

あいをさぐりながら、友人に発信。
あいとへいわのあいは、解せなかったけれど注目のテーマ。

「黒い雨」を読む

2012-09-23 00:11:12 | 日記
本日(というか22日)付の東京新聞トップに

閣議決定回避 米が要求
原発ゼロ「変更余地残せ」
政務官ら訪米時 安保に影響懸念か

という記事が出ている(見出し長い)。
「原発ゼロ」を掲げた新戦略を骨抜きにした野田内閣だが、
その判断の背景に米国からの要求があったという。
政府内部への取材でわかった、とある。
真実だったらあまりにひどい話だ。

米国は先日も、未臨界核実験を実施したことを明らかにした。
米国は原発事業を含む核戦略を手放さず、
これを同盟国に押し付けることも当然の権利だと思っている。


てことで井伏鱒二の「黒い雨」の感想。
読み終わったのはだいぶ前だが。
読んだことがないと言ったら、ある方がわざわざ送ってくださった。

なかなかに衝撃を受けた。
日記だというのに妙に丁寧すぎるのでは、と
初めはその設定に少し違和感を覚えたが
読むうちにその丁寧さにひきこまれた。

私が聞いてきたいわゆる「証言」は
もちろん話す人の視点にもとづいている。
たくさん聞いても、それをつなぎ合わせるのは難しい。
というかつなぎ合わせてこなかったのだと気付いた。

この本が刊行されたのが1966年。
記憶の濃さの違いもかなりあるだろう。
描写や心の機微がとても真実味を帯びているように感じた。

主人公が述べている。

「戦争はいやだ。勝敗はどちらでもいい。早く済みさえすればいい。いわゆる正義の戦争よりも不正義の平和の方がいい」

この言葉は衝撃的だった。


写真は、今年8月6日早朝の広島の平和公園。

靖国から高知へ

2012-09-13 20:28:32 | 日記
今年の夏はなぜか靖国神社ガイドの依頼が多かった。
特別ビッグネームが参拝しているわけでもないのに
なぜだらう。

写真は、反射してしまっているが
靖国の近所の学校の子どもに描かせたと思われるゼロ戦。
ズラリ展示されていた。
ゼロ戦やら泰麺鉄道の絵が並んでいた。
子どもに描かせるなら、その歴史もちゃんと教えてるんだろうか。


そして本日早朝、高知へやってきた。
久しぶりの高知なのでちょっとうれしい。

昨日新宿の高級ホテルを抜けて乗った夜行バスには、
土佐弁のドライバーが3人も乗っていて
さっそく萌えた。
土佐弁って萌えて仕方がない。

高知は今、米軍機の低空飛行や、
オスプレイ配備でにわかに注目される。

94年に米軍機が墜落した早明浦ダムにも連れて行ってもらった。
山をひとつ、カーブをひとつ隔てると爆音は聞こえない。らしい。
不思議なものだ。

いろんな人に話を聞くことができた。
土佐弁にいちいちドキドキしてはいられないが、
やはりとてもええもんだ。
そして風景がやはりとても美しい。