気がつけば、2010年も残りあと2カ月でありんす! ヒー!
毎年びっくりしている。
しかしその前に、まずは沖縄県知事選、12月には日本平和大会in佐世保。
沖縄知事選(11月11日告示、28日投開票)には、普天間にも辺野古にも米軍の新基地はNOを公約する伊波(イハ)洋一さんが立候補予定です。
伊波洋一オフィシャルサイト
イケメンに見えますね。
いや、イケメンです。
新著「
普天間基地はあなたの隣にある。だから一緒になくしたい。」
(かもがわ出版)を読み、わかりやすすぎてメロメロになりました。
沖縄で何が騒がれているのか、知りたい人にもオススメ。
米軍は沖縄だけにあるわけではありませんが、沖縄の実態はあまりにひどい。それを押し付けているのは日本とアメリカの両政府であり、その根拠が日米安保。これを支持しているのは日本国民。で、沖縄から海兵隊が戦場に出撃している。
で、伊波さんの言葉が
「沖縄が変われば、日本が変わる。アメリカも変わる。」
これ、まことに名言だと思います。
10月22日、伊波さんが東京に来ました。
(「名護市民の民意を沖縄県民の民意へ 県内移設がってぃんならん大集会」)
私も参加し、日本平和委員会代表として連帯あいさつしてきました。
松葉づえが同情を誘ったのか、伊波さん、握手しに立ちあがってくれました。
イエー。でもドキドキしました。
そのときの伊波さんの発言を部分的に紹介します。
編集はあたくしの責任です。
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今、普天間基地の県内移設は許されないという気持ちが県民あげて充満しています。11月28日の知事選挙は、戦後65年に及ぶ基地負担の重圧、復帰後38年経ってなお新たな米軍基地を作ろうとする日米政府の県民無視の行為に対し、県民全体の反対の意思を示す場です。基地をめぐる県民投票だ、という思いで取り組んでいます。
沖縄だけでなく、日本各地の米軍基地が極めて異常な状態で置かれています。米本土で沖縄や日本の米軍基地の航空写真を示すと、どうしてこのような場所にあるのかと驚かれます。とりわけ普天間飛行場の周りに住宅がいっぱいありますが、一体誰がこの建設を許可したのかと言われます。このような基地は米国ではあってはならない存在なのですが、そのことは私たちの目から隠されています。
日米政府は2000年9月11日に「環境原則に関する共同発表」を閣僚級で確認しました。在日米軍基地の中と周辺の環境と安全を守る、その際日米のより厳しい基準を適用するというもので、JEGSという日本環境管理基準に従って実施するとしています。しかし日本政府は、このJEGSの内容や手続きを国民に明らかにしません。
共同発表後も、爆音はますます増えました。日本政府は約束はしても、それを守らせる努力はまったくしないのです。これは米国連邦議会向けに報告するためだけのアリバイなんです。
米軍再編だけが合意だけじゃないんです。本当の意味で住民のためになる合意は守らず、住民のためにならない合意は押し付けようとする。こういう矛盾を徹底的に明らかにしなければならないと思います。
与那国や石垣で今懸念されているのは、尖閣列島問題を機に2万人の自衛隊を配備するという問題です。沖縄にとって自衛隊は、65年前の戦争との関係で苦い思いがあります。私は自衛隊配備に対してもしっかりノーと言ってまいりたい。
確かに八重の漁民は中国の漁民の横暴なやり方に困っています。しかし中国の漁民を規制できるのは中国当局です。日本政府が中国政府と話をし、平和的解決が求められています。私たちが求めるのは軍隊ではなく平和的な関係です。
歴史的には、沖縄と中国は13世紀から続く深い関係にあります。決して話し合えないものではありません。沖縄から米軍基地を撤去すると同時に、沖縄を平和化することによって、中国と武力でない関係をつくり出す外交交渉を求めていきたいと思います。
県内移設ノーを含め、沖縄からの海兵隊撤退、新たな基地はつくらせないということを、今後も知事として主張していきたいと考えています。皆さんのご支援をぜひお願いします。