あいとポッポパーティー

あいをさぐりながら、友人に発信。
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皇帝のいない八月 より

2013-09-28 09:45:13 | 日記


山本薩夫好きの同居人(夫)に勧められ、映画と同名の小説<皇帝のいない八月>を読んだ。自衛隊員によるクーデターを扱ったサスペンスものだ。グイグイと引き込まれて、すいすいと読むことができた。

文がウマイ。そして熟語や例えがかっこいい。

自衛隊によるクーデターというテーマは、ある程度はノンフィクションだ。知らないところで、武力による政権転覆が有効だと信じられ、実行に移されているかもしれない。

おもしろいなと思ったのは、隊員による企てが政府によって全て秘密にされることだ。それはそれは周到に。そこがまたサスペンス。

秘密保護法案の提出が狙われるなかで、ちょびっとかなりリアリティーがあったのだ。