自衛隊を、アフリカのソマリア沖の海賊対策のために派遣するとな?
年末に突如国会や麻生首相なんかが派遣の検討を進め出し、新法制定にも急ぎ出したこの問題。
ソマリア沖ってどこ?
海賊っていったい…
とよくわからなかったのですが、本日学習会がありましたので行ってみました。
ひとまずソマリア沖というのはスエズ運河の手前くらい。
海賊と言ってもマンガのように手がイカリ(?)みたいになってて、通り行く船を直接襲って金銀財宝をせしめる。
というのではなかった。やはり。
ソマリア沖に出る海賊は、主に人質をとって身代金を要求するものらしいです。
去年は111件、今年に入っても未遂含め11件起き、現時点で204人が人質になっているらしい。
こもごも知ることができて本当に勉強になったのですが、結論的には日本政府が自衛隊を送るのはとにかく海外派遣という実績をつくりたいためで、海賊問題の根本解決を見通しているわけではない、ということがわかりました。
前提としては海賊は犯罪であって戦争ではないので、警察力による取締りが有効であります。
しかし日本の海上保安庁がソマリア沖まで行く力はないし、そもそも国境付近の取締りのみを想定している。
じゃあ日本は何もしないのか、ではないのだ。
例えば、近年アジアでは海賊が激減しているそうですが、それには日本の海上保安庁が、海賊が出る周辺国に対して巡視船の提供や共同訓練などで支援した実績があるそうです。
と、朝日や産経でも報道されていたらしい。
今回、同じやり方が有効かどうか。
わからないが、その検討もまったくせぬままに自衛隊を送るのはナンセーンス。
さらに、当のイエメン沿岸警備隊局長なる人が、自衛隊派遣について
「高い効果は期待できず、必要ない。むしろ我々の警備活動強化に支援をしてほしい」
と述べたそうです。 ←朝日新聞報道。
自衛隊を送って無駄なお金使うより、もっと有効な使い道がある、と。
海賊への対応って、決して単純ではない。
海賊自身も、自分たちは海軍ではなく軍隊の代わりとして取り締まっているのだ、と言ってたりする。
背景にはソマリア内での混乱がある。
この根本原因に対処することが必要、と国連だけでなくアメリカのライスも言ったらしい。
日本が、アメリカの要請でもなく、深い検討なしに急いで自衛隊を送るその理由…。
マジメに解決を目指そうという姿勢には見えない。
海外派兵の地ならしが目的では、と思えるのだ。
それにしても、アフリカについて本当に無知であることを改めて自認しました。
年末に突如国会や麻生首相なんかが派遣の検討を進め出し、新法制定にも急ぎ出したこの問題。
ソマリア沖ってどこ?
海賊っていったい…
とよくわからなかったのですが、本日学習会がありましたので行ってみました。
ひとまずソマリア沖というのはスエズ運河の手前くらい。
海賊と言ってもマンガのように手がイカリ(?)みたいになってて、通り行く船を直接襲って金銀財宝をせしめる。
というのではなかった。やはり。
ソマリア沖に出る海賊は、主に人質をとって身代金を要求するものらしいです。
去年は111件、今年に入っても未遂含め11件起き、現時点で204人が人質になっているらしい。
こもごも知ることができて本当に勉強になったのですが、結論的には日本政府が自衛隊を送るのはとにかく海外派遣という実績をつくりたいためで、海賊問題の根本解決を見通しているわけではない、ということがわかりました。
前提としては海賊は犯罪であって戦争ではないので、警察力による取締りが有効であります。
しかし日本の海上保安庁がソマリア沖まで行く力はないし、そもそも国境付近の取締りのみを想定している。
じゃあ日本は何もしないのか、ではないのだ。
例えば、近年アジアでは海賊が激減しているそうですが、それには日本の海上保安庁が、海賊が出る周辺国に対して巡視船の提供や共同訓練などで支援した実績があるそうです。
と、朝日や産経でも報道されていたらしい。
今回、同じやり方が有効かどうか。
わからないが、その検討もまったくせぬままに自衛隊を送るのはナンセーンス。
さらに、当のイエメン沿岸警備隊局長なる人が、自衛隊派遣について
「高い効果は期待できず、必要ない。むしろ我々の警備活動強化に支援をしてほしい」
と述べたそうです。 ←朝日新聞報道。
自衛隊を送って無駄なお金使うより、もっと有効な使い道がある、と。
海賊への対応って、決して単純ではない。
海賊自身も、自分たちは海軍ではなく軍隊の代わりとして取り締まっているのだ、と言ってたりする。
背景にはソマリア内での混乱がある。
この根本原因に対処することが必要、と国連だけでなくアメリカのライスも言ったらしい。
日本が、アメリカの要請でもなく、深い検討なしに急いで自衛隊を送るその理由…。
マジメに解決を目指そうという姿勢には見えない。
海外派兵の地ならしが目的では、と思えるのだ。
それにしても、アフリカについて本当に無知であることを改めて自認しました。