あいとポッポパーティー

あいをさぐりながら、友人に発信。
あいとへいわのあいは、解せなかったけれど注目のテーマ。

平和大会と米軍属起訴

2011-11-28 22:39:49 | 日記


日本平和大会in沖縄が昨日終了。
日曜のうちに、私は帰ってきました。
現地の打ち上げにも参加できなかったのは残念なのだ。

裏方はそれなりに大変ではあるが、
内容はとてもよかったのでは。
青年分科会も青年集会も、それぞれに素晴らしかった。

沖縄に行っている間に、ある事件の起訴が決まった。
1月、沖縄市で米軍属が起こした交通事故で
19歳の男性が亡くなった事件。
日米地位協定を理由に日本側が裁判権を行使せず、
不起訴となっていました。

これが、「この事件に限り」、
米側の「好意的配慮」によって日本が起訴できることに。
今後も死亡事件やそれ相当の大きな事件については
裁けるようにしたい、とのこと。


前進ではあるが、たかが起訴。
しかもアメリカのご好意によって。
玄葉大臣は「オレはやってやったぜー」としたり顔。
私は沖縄にいただけに、まさに「ワジワジー」でした。

被害者の同級生に、平和大会へ来ていただきました。
「起訴はうれしいが、当たり前のこと」と話していました。
素直に喜べないのは本当に悔しい。

日米地位協定は、これまでもことあるごとに
「運用改善」が叫ばれ、時に実践されてきた。
しかし実質的には運用上も改善されないし、
本当に要求されている「改定」は実施されない。

同級生の新垣さんは、事件を機に
慣れない署名活動や、各所での発言に取り組んでいる。
こういう人との出会いがあったとき、
自分も一生懸命に運動を広げるときだなと思う。

日米安保条約もいつか解消したいけど、
そんなのは置いておいても日米地位協定は
早いとこどうにかしんといかんと、決意を新たにするのであった。

TPPと地位協定

2011-11-17 19:26:38 | 日記
TPPと日米地位協定について
「学べば学ぶほど」その必要性は感じず、
逆に弊害ばかり感じる今日この頃です。

日本国憲法にのっとらない日米安保条約と、
安保条約にも根拠が見いだせないような日米地位協定と、
地位協定をさらに拡大「解釈」した外務省の「考え方」と、
そんなのを繰り返した揚句にどこにも根拠のない
思いやり予算とか、裁判権放棄などをしてしまう。

TPPについても、
日本経済のアメリカ化をして、
アメリカみたいに格差を広げまくって、
大企業はもうけまくって手を広げまくって
中小零細の産業は消えて
金持ちはいっそう金を独占して
消費税で貧乏人はいっそう搾り取られて
保険は民間まかせで病人を増やして
安全もチェックされない外国産野菜を食べ
悪いものが体に蓄積した揚句に
病院に行ったら保険のきかない治療を受けさせられ
ユニクロでみんな同じ格好をさせられ

みたいな!

そんなのが本当に持続可能な経済社会なのか??

と疑問に思うけど、
私(たち)が想像もつかないような1%の大金持ちは、
実は先々のことは本当に興味がないのかもしれない。
と思えて仕方ない。

まっさか~と思うけど、
住民税を逃れるために年末は海外へ住民票を移す、
なんていう竹中平蔵のような人も世の中にはいるそうなので
私腹を肥やすことが自己目的化して他はどうでもいい、
という人は本当にいるのかもしれない。


しかし、しかしだ!
TPPはまだ、富を独占したい財界の意向は理解できる。
(いや、理解不能ではあるんだけど)

しかし地位協定のひどさは本当にわからない。
米兵に殺された日本人や遺族の人権を踏みにじり、
きちんと日本の裁判所で裁こうとしないし、求めない。
なんでもお金を出しまくる!
いくら多少はへつらわなきゃ、と思うにしても、
あまりに度を越しすぎてまったく理解できない。

もうすぐPeace Conference

2011-11-11 14:15:02 | 日記
2011 Japan Peace Conference in OKINAWA
がいよいよ目前であります!

すなわち日本平和大会2011in沖縄であります。

11月24~27日、那覇市を中心に行います。
航空券さえ手に入れば、参加に締め切りはありません。
ので、どしどしお越しください。

詳細は日本平和大会ホームページへ。
http://www.heiwataikai.info/

わたくしは青年の企画を担当しておりますが、
今年もまた!良いのができあがっていますよー。

これ本当に貴重です。
平和運動に関わる方も、よく知らない方も。


青年企画だけ、概要は以下に記してみましょう。

■青年分科会「君は、日米地位協定を知っているか ~不平等な関係はもう終わり~」(25日9時半~)
9:30 開会、分科会の目的(主催者から)
9:40 沖縄青年実委による「沖縄の実態」パワーポイント
10:00 新垣翔士さん(米軍属による交通死亡事故被害者の同級生)の話
10:30 前泊博盛さん(沖縄国際大学教授、元琉球新報論説委員長)講義 地位協定、日米安保について
11:30 質疑
12:00 昼食休憩
13:00 全国の基地の実態リレートーク「生活の中で感じる基地の実態」
13:30 グループトーク
15:30 シェアリング
15:45 まとめ

■ピースシャウト2011in沖縄(25日18時半~)
18:30 開会、開会あいさつ
 一人芝居
 "活動交流リレートーク(一人100秒)
 海外代表との交流
 ライブ
 エイサー
20:20 おしまいの挨拶

秋もよう

2011-11-05 00:33:08 | 日記
夏の果物もいろいろあって楽しかったが、
「味覚の秋」の果物もやはりすばらしい。
本当は夏から秋にかけての果物がとても豊富な気もするけど。

ところで今の季節は柿。
豊橋の姉が箱で送ってくれた。


でかい!
すばらしい豊橋の柿。
しかも箱の中に、1段目、2段目…
まさか…と思ったら3段詰まっていた。
ありがとう。

柿の白和えを食べたい。


ベランダのハーブは枯れつつもあるが、
レモングラスはボーボーに伸びている。
それを乾燥させ、チョキチョキ切って瓶へ。

ナマより乾燥させたものを煮出した方が
よく風味が出る。気がする。


ゴーヤはもう枯らすべく水やりをしていないが
(面倒をみているのは相棒ですが)
それでもたまにつるが伸び、
今日は5ミリほどの実を発見した。

冬になればリンゴがたくさん送られてくるのかなー

「やがて来たる者へ」

2011-11-03 00:29:40 | 日記
岩波ホールで「やがて来たる者へ」を観ました。



イタリア映画。
1944年9月末から10月初めまで、北イタリア・ボローニャ近郊の山村で起きたナチス・ドイツ軍によるイタリア国内最大の住民虐殺事件である、「マルザボットの虐殺」をもとにしたストーリー。パルチザン掃討を目的にしていたが、犠牲者771名のうち多くが子ども、女性、高齢者で、パルチザンは50名ほどだった。

生まれたばかりの弟を腕の中で失くして以来、口をきかなくなっていた8歳の少女の目線で話は進みました。


住民を一カ所に集めて機関銃で殺害するシーンは、
中国の平頂山で起きた日本軍による住民虐殺を思い起こさせました。

パルチザンと地域の青年がそこに組み込んでいく姿は、
中国の八路軍に望んで入った人・敗戦後に流れの中で入った人(それぞれ日本人)の
証言を思い起こさせました。


しかしそれにしても、日独伊三国同盟を組んだ一つでありながら、
敗戦間際のイタリアについて何も知らないことを自覚しました。

映画だけ見ていると、ドイツ軍がパルチザンを攻撃するのはわかるが
イタリアの市民までなぜあれほどまで虐殺できるのかよくわからなかった。

しかしこの当時はすでにイタリア国内は複雑な状況でした。
43年、ムッソリーニを退陣させて9月に連合軍と休戦協定、
連合軍は南部を占領、国王と新政府は南部王国をつくり、
ドイツ軍は中部から北を占領、ドイツ軍に救出されたムッソリーニは北部へ、
反ファシズム勢力が全土で地下活動、パルチザンはレジスタンス…。

学校で世界史をまともにやっていないとは言え、
この辺りの歴史は本当にすっぽりさっぱり知りませんでした。
お恥ずかしながら。


映画は、ナチスを含め、正義と悪とを前提にせず、
少女の目を通して戦争の姿を表現していました。
ドイツ兵の葛藤や、パルチザンの姿、それに入る地元の青年の姿など、
複雑な思いが描かれていてよかった。

武力を伴う戦争は必ず無用の犠牲を生み、応酬が続きうる、
というのはその通りだと思う。

が、誰が戦争を引き起こしたか、誰が武器をとったか、
何が名目にされたか、等々の歴史をきちんと知ってこそ
「戦争反対」に力がさらにつくな、と思いました。