経済協力機構(OECD)が、世界79ヵ国・
地域の15歳(日本では高校1年生に相当)
約60万人の生徒を対象に行った学習到達度
調査(PISA)で、日本は「読解力」が
過去最低の15位に落ちました。
「AI VS. 教科書が読めない子どもたち」
(新井紀子著)がベストセラーになるわけです。
2015年の前回調査では8位でした。「科学的
応用力」は5位(前回2位)、数学的応用力」が
6位(同5位)といずれも順位を下げました。
3分野とも順位が下がった言い訳として、パソ
コン操作に不慣れを理由として挙げています。
日本の子どもたちは、スマホやゲーム機など
デジタル機器に毎日相当の時間を費やして
いますが、1週間の授業で「デジタル機器を
利用しない」が国語で83%、数学で89%でした。
早速、2019年度の補正予算で、「児童・生徒に
パソコンかタブレット端末を1人1台」との話が
出ています。
教育現場で、先生たちが使いこなして、成果が
上がるところまでチェックしてもらわないと。