メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

手抜きなら任せて@アメリカ大陸移動の晩のお夕飯

2018-09-01 13:31:27 | 日記

卵を使って作るものと言えば

卵焼きに、目玉焼きに、炒り卵に、ゆで卵、、、、

そんな御三家ならぬ御四家に

もうひとつメイおばさんが加えるのは「poached egg」

ポーチトエッグです。

 

これ、確か日本では「落とし卵」なんていう名前がついていたのではないかしら。

それともすでに「ポーチトエッグ」で定着しているのかしら

などと思って検索してみたら、「ポーチドエッグ」がたくさん出てきました。

 

これもまた「英語→日本語」変換でよく見られることです。

英語で話している最中に

「そう言えばさ、昨日久しぶりに『ポーチドエッグ』作ったわ。」

なんて言ったらちょっと???かも。

 

ここら辺が日本語人としては難しいところ。

ポーチはポウチ、ポーチドならポウチトですし

加えて言えば、ポウチトの最後の「ト」は「TO」ではなく「T」ですし

エッグの最後の「グ」も「GU」ではなく「G」

つまり母音がつかない音なのです。

有声音ではなくて無声音なのです。

 

まあまあ、そんな堅い話はさておいて

「poached egg」は油を使わない卵料理。

茹で卵(boiled egg)が卵を殻ごと茹でるならば

落とし卵(poached egg)は火にかけた湯の中に

殻を割った卵を文字通り落とし入れます。

 

メイおばさんは鍋の中に酢を振り入れて

落とした卵が散らないようにしていましたけれど

最近ではこちらではごく普通に売られている

こんな便利なものを使っています。

 

袋のようなものの中に卵を割り入れて

袋ごと静かに沸騰した鍋の中に滑り込ませ

好みの硬さ(柔らかさ)になったところで

袋ごと引き上げればいいだけ。

 

これ、シアトルからワシントンDCに移動した晩のお夕食です。

どれも簡単なものばかり。

 

一番向こうに見える白いものが「ポーチトエッグ」です。

その手前にあるのはバケットと

チョーがつくほどシンプルなトマトとオリーブのサラダ。

ドレッシングではなく、オリーブオイルと塩でいただきます。

 

メイおばさん、オリーブオイルだけはしっかり選びます。

生産地、生産月日は言うに及ばず

瓶の遮光性、お店に置かれている場所、、、、

そんな話もまたいつか。

 

トウモロコシはご当地バージニア州で収穫されたものを茹でただけ。

熱々のうちにバターと塩でいただきます。

 

パスタ用には手抜きのソースを2種類作って

お皿の上に取ったパスタに自分でかけて

 

あとはなんと茹でたオクラをハムでくるりと巻いて

広がらないように楊枝を刺しただけ。

そして「お醤油+オリーブオイル+ワインビネガー」のソースの上に置いただけ。

 

この、どことなく地中海なお夕食(笑)

かかった時間はたぶん15分ぐらい。

なんたってトウモロコシと、卵と、パスタを茹でている間に

トマトをチョンチョン、オリーブをパラパラ、オクラをハムでクルクルリ。

 

日本のような薄切りハムが見つからなくて

こんなゴロゴロになってしまいましたけれど

即興にしてはなかなか美味しいワシントン到着、最初のお夕食でした。

相変わらず、「手抜きなら任せて!」のメイおばさんです(笑)。

 

 

 



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