メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

パイナップルライスと夕映え

2019-09-06 06:08:03 | ライフスタイル

我が家のお夕飯は早くて8時、時によっては9時。

夏至を過ぎたと言うのに、まだまだ外は夕方の光を残して

こんなに美しいものですから

メイおばさん

時間が経つのも忘れてついつい見惚れてしまいます。

これでも夕方の7時40分です。

 

そんなメイおばさんに

メイおじさんはいつもこう言います。

 

「メイ、好きなだけ見てたらいい。

 ディナーはいつだって始められるけれど

 この眺めは1分ごとに変わっていくマジックのようなものだから。」

 

そして自分は窓の外を見もしないで

書斎に閉じこもって仕事をし続けています。

 

ところで、昨日のお夕飯は

 

おままごと感覚でこんな物も作って見ましたよ。

見た目の通り「パイナップルライス」です。

実はこれ、けっこう行けます!

なかなか美しい存在感もありますし

何しろチョーがつくほど簡単です。

 

パイナップルを半分に切って

あるいは半分に切ったパイナップルを買ってきて

中身をくりぬいて、くり抜いた中身を賽の目に切って

ご飯と一緒に炒めるだけです。

要するにパイナプル入り炒飯(笑)。

 

味付けは、スープの素を使ってもいいし

見た目の色が少し茶色くなってもよければ

醤油を加えてもいいし。

 

あとのお仲間さんたちは

玉ねぎを刻んでグツグツと煮込み

ポーチトエッグを浮かべたオニオンスープと

 

一見???のこれは

雪をかぶったクリスマスツリーではなく(笑)

モツァレラチーズを切ってただ並べたもの。

上からオリーブオイルを回しかけました。

 

こちら、見た目は悪いですけれど

しかもピンぼけですけれど

これでもジャガイモのコロッケです。

あまりに色気がないものですから

周りにオレンジを並べてみましたよ。

 

こちらはコロッケ用に3種類のディップです。

マヨネーズベースと、ケチャップベースと

適当にいろいろ混ぜちゃったもの(笑)。

 

料理が出来上がって

お皿に移されて

キッチンからテーブルに運ばれて

窓の向こうがだんだんと美しい紺色に染まり始めた頃に

ゆっくりと私たちのお夕飯が始まります。

 

椅子の数だけはやたらありますけれど

メイおじさんとメイおばさん二人っきりの

静かなお夕食です。

 

お夕飯が進んで外が暗くなり始めれば

ダイニングテーブルの窓の向こうに

テーブルの上のシャンデリアと私たちが

並んで写っていたりもして

 

「ああ、今日も無事に過ごせたなあ。

 ああ、今日もこうして二人でお夕飯を食べられるなあ。」

 

と、とても幸せな気持ちになります。

お料理がうまくできた時には

もっと幸せな気持ちになります。

 

平凡な1日でも、「ありがとう!」と呟きたくなるのは

そんな時です。

 


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