植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

月下美人はやはり薄命

2019年08月26日 | 植物
7月19日に開花した月下美人。照明も無く暗がりで撮影したので、ぼんやりとしておりますな。


月下美人は、サボテン科クジャクサボテン属またはエピフィルム属に分類されます。
原産は中南米のジャングルだとか。今は、日本でも流通していますが、ほとんどは原種そのものらしいですね。ヒメゲッカビジンとの交配種とか「満月美人」とかわずかながら別品種があり、ウチの美人さんは「満月」の方です。
サボテン・多肉植物にしては、水を好み耐寒性が低いので育て方がちょっと難しい方でしょう。なにせ2M近くになるサボテンを室内で冬越しさせるわけですから。

花は、一年に一度しか咲かないとか、満月の夜に一斉に咲くとかの情報がありますが、これは俗説であります。育てる環境によりますから満月は関係なく、うまく育つと1年に数回開花します。

この花の最大の特徴は、その香りでしょうな。ほんのりとした甘い上等な香りがします。他の花にない独特の香りです。周囲に匂いが広がるといいますが、実際にはさほど強い香りとは思いません。
夕方から咲き始め、夜10時頃に満開となり、午前2時過ぎから萎れてしまいます。

一夜限りの香り花、美人の命は短くて、妖しく誘う白き肌

今年2回目の蕾(8/23)

 8/25午前中

8/25  夜9時に満開となりました

なんとも妖艶で儚い花でありますね
コメント
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