植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

横浜にカジノが来る?

2019年08月27日 | 植物
ようやく、一連のイベントが無事に終わりました。
イベントと言っても、来客があり飲み会、とかゴルフとかですが、日時が決まっていること、複数の相手があるというのはなかなかに気苦労があります。
若いころは、楽しいことがあると心待ちにしていたものですが、年のせいか、楽しいことでも、どこか責任やら失敗が無いようにとか考えて、少しのストレスになったりしますな。

今の心境は、一日何事もなく、穏やかに暮らしたい、であります。一日の終わりに布団に横たわる前、「あー、今日も一日なんとか無事に過ごすことが出来た。いい日であった。」と思えることです。誰でも、大きなトラブルや体の不調等を抱えていると夜中に眠れなくなったりします。それが深刻で長く続くと「うつ」を発症したりします。

また、カジノ誘致の話。
横浜市が、「IRカジノ法」の誘致活動を活発に行っています。
地元の有力者であり、古くからの港湾荷役業の会社を経営する藤木会長が、当初旗振り役だったのに、今になって反対派の親玉になっています。菅官房長官のおひざ元で、巨額の金と利権が発生する大事業でありますから、誘致したがるのは行政も政治家も同じ。林市長も、昔は消極姿勢だったのに、宗旨替えしたみたいです。

藤木さんは、言わずと知れた港湾荷役の顔役、早い話が昔はやくざさんの専売みたいな業界です。文太や勝新太郎などの昔のやくざ映画から、仁義なき戦いなどでも、舞台になるのが港湾であり・ギャンブル場ですね。今は知りませんが、口入稼業と言えばやくざ、港湾業と暴力団との関係は切っても切れませんわね。そのお方ががカジノ誘致に反対するというのだから不思議な印象を受けます。陰で利権を巡る暗闘があるのかも、さもなければ、自分たちの縄張りに全国、海外からアヤしげな反社勢力が流入すると困るのかもしれません。

いずれにしてもきな臭い話。行政が賭場を開くことの功罪は、言わずもがなです。目先の事業収入や、雇用効果等に目がくらんで、都市が持つ有形無形のバリューが大きく損なわれるのです。犯罪が増え、博打に引き寄せられる様々な人種に占領され、国際都市の名が、カジノタウンに変貌します。

ギャンブル依存症で、家庭が荒れ、多額の多重債務者を産みます。儲かるのは質屋や高利貸しばかり。
以前このブログに書きましたが、小倉、川崎、錦糸町、取手、大宮、船橋などの街の名前を聞いて、「あー、憧れの町やー」と思う人はほとんどいないでしょう。人が住みたいと思うかどうかは、長い目でみるとえらい違いになります。沖縄を除くと、公営ギャンブルと場外売り場が無いのは、全国で長野県だけ。長野県は、教育県として名高い、自然・文化歴史の調和した場所が多いところであります。

因みに、沖縄県にギャンブル場が無いのは、長らくアメリカ領だったというのがもっともらしい理由です。実際は、他県からのギャンブラーが来ないこと、県民所得が低く公営競技としてはうまみが少ないことがあるでしょう。

神奈川県は、既に3つ競輪場・競馬場が一つあります。場外売り場もたくさんあり平和島競艇場にも近接しています。これ以上博打を奨励する必要はありませんよ。住みたい街のトップ3から陥落する日も近くなるでしょうね。
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