低レベル化が心配なワールドカップ
2026年北中米ワールドカップのアジア枠は、「4.5」から「8.5」に拡大された。これが意味するところは大きい。まず杞憂されるのは、ワールドカップの「低レベル化」だ。
いや例えば欧州チャンピオンズリーグでさえ、現在行われているグループステージはレベルの劣るクラブが混じっており、あんまり見る気がしないくらいだ。あの「チャンピオンズリーグでさえ」である。
それに対し、今度のワールドカップの場合はレベルの低いアジア枠が「8.5」もあり、そのぶんさらなる低レベル化が心配される。
欧州チャンピオンズリーグのグループステージでさえ試合によっては観る気がしないのに、アジア枠が「8.5」もあるワールドカップのグループステージなど観る人は激減するのではないか? と心配される。
まあアジア枠を広げたのはビジネス的な理由もあるのかもしれないが、いずれにしろワ-ルドカップの低レベル化が進むことだけはまちがいないだろう。
アジア2次予選に「欧州組総動員」で臨む愚かなJFA
さて、本題だ。
本日の午後3時から、第2次森保ジャパンのワールドカップ・アジア2次予選(ミャンマー戦・シリア戦)に向けたメンバー発表が行われる。
おそらく森保ジャパンは、アジア枠が「8.5」に広げられたというのに欧州組を総動員した全力のメンバーで臨むのだろう。
愚かなことだ。
すでに何度か書いたが、ただでさえ現在サッカー界は、欧州チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグ、ヨーロッパカンファレンスリーグ、およびカラバオカップやFAカップなどの大きな大会や国内カップ戦がぞくぞく行われている過密スケジュールの真っただ中だ。
各クラブは、自国リーグ戦とこれらの大会に並行して選手を出すため、四苦八苦でやりくりしている。
そこへ持ってきて、ワールドカップのアジア2次予選である。しかもアジア枠が「8.5」に拡大され楽勝必至の同大会の2次予選に、こともあろうに第2次森保ジャパンは「欧州組も総動員した大政翼賛体制」で臨むのである。
バカバカしいことこの上ない。
Bチームの組織化は代表の底上げになる
昔から言われてきたように、いいかげん日本代表はAチームとBチームを作って両輪体制で運営するべきなのだ。おそらくAチームは欧州組中心、Bチームは国内組中心になるだろう。
そしてワールドカップのアジア2次予選やアジアカップなどは、Bチームで戦うべきなのだ。日本人選手のレベルは、もうすでにその域に達している。
いやそれだけでなくBチームの選抜やその活動は、日本代表の大いなる底辺拡大と底上げ、レベルアップに大きく貢献するはずだ。
具体的には、今回の「10月シリーズ」のカナダ戦やチュニジア戦などはBチームで臨み、ワールドカップ・アジア2次予選への「Bチーム参加」の地ならしをすべきだった。
こうした計画的で実効的な組織運営をせず、ワールドカップの「たかが」アジア2次予選へ欧州組まで総動員した大政翼賛体制で臨むなんて実にバカげている。
選手が疲弊するだけだ。
日本サッカー協会は、そろそろ日本代表の「Aチーム・Bチーム」化に本気で取り組むべきだろう。
2026年北中米ワールドカップのアジア枠は、「4.5」から「8.5」に拡大された。これが意味するところは大きい。まず杞憂されるのは、ワールドカップの「低レベル化」だ。
いや例えば欧州チャンピオンズリーグでさえ、現在行われているグループステージはレベルの劣るクラブが混じっており、あんまり見る気がしないくらいだ。あの「チャンピオンズリーグでさえ」である。
それに対し、今度のワールドカップの場合はレベルの低いアジア枠が「8.5」もあり、そのぶんさらなる低レベル化が心配される。
欧州チャンピオンズリーグのグループステージでさえ試合によっては観る気がしないのに、アジア枠が「8.5」もあるワールドカップのグループステージなど観る人は激減するのではないか? と心配される。
まあアジア枠を広げたのはビジネス的な理由もあるのかもしれないが、いずれにしろワ-ルドカップの低レベル化が進むことだけはまちがいないだろう。
アジア2次予選に「欧州組総動員」で臨む愚かなJFA
さて、本題だ。
本日の午後3時から、第2次森保ジャパンのワールドカップ・アジア2次予選(ミャンマー戦・シリア戦)に向けたメンバー発表が行われる。
おそらく森保ジャパンは、アジア枠が「8.5」に広げられたというのに欧州組を総動員した全力のメンバーで臨むのだろう。
愚かなことだ。
すでに何度か書いたが、ただでさえ現在サッカー界は、欧州チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグ、ヨーロッパカンファレンスリーグ、およびカラバオカップやFAカップなどの大きな大会や国内カップ戦がぞくぞく行われている過密スケジュールの真っただ中だ。
各クラブは、自国リーグ戦とこれらの大会に並行して選手を出すため、四苦八苦でやりくりしている。
そこへ持ってきて、ワールドカップのアジア2次予選である。しかもアジア枠が「8.5」に拡大され楽勝必至の同大会の2次予選に、こともあろうに第2次森保ジャパンは「欧州組も総動員した大政翼賛体制」で臨むのである。
バカバカしいことこの上ない。
Bチームの組織化は代表の底上げになる
昔から言われてきたように、いいかげん日本代表はAチームとBチームを作って両輪体制で運営するべきなのだ。おそらくAチームは欧州組中心、Bチームは国内組中心になるだろう。
そしてワールドカップのアジア2次予選やアジアカップなどは、Bチームで戦うべきなのだ。日本人選手のレベルは、もうすでにその域に達している。
いやそれだけでなくBチームの選抜やその活動は、日本代表の大いなる底辺拡大と底上げ、レベルアップに大きく貢献するはずだ。
具体的には、今回の「10月シリーズ」のカナダ戦やチュニジア戦などはBチームで臨み、ワールドカップ・アジア2次予選への「Bチーム参加」の地ならしをすべきだった。
こうした計画的で実効的な組織運営をせず、ワールドカップの「たかが」アジア2次予選へ欧州組まで総動員した大政翼賛体制で臨むなんて実にバカげている。
選手が疲弊するだけだ。
日本サッカー協会は、そろそろ日本代表の「Aチーム・Bチーム」化に本気で取り組むべきだろう。