バーニーズに吠えかかる
新年あけましておめでとうの記事は、チワワのクーちゃんの思い出を書こう。
いつものようにクーちゃんが飼われている靴屋さんの店先に行くと、クーちゃんは相変わらず店先のショーウインドウの上にちょこんと座り、神社の狛犬みたいな状態で町の通りを眺めていた。
「クーちゃん」と声をかけると激しくしっぽを振る。さっそく靴屋のおじさんにお散歩道具を借り、いっしょに町の通りに出た。
すると通りの向こうから、巨大なバーニーズ・マウンテン・ドッグがやってきた。ふだんクーちゃんはめったに吠えないのだが、この時とばかりは激しく吠えかかる。
おいおい、こいつは自分のカラダの大きさを知らないのか? 相手は何倍の大きさだと思ってるんだよーー。
このときに限らず、クーちゃんは自分より大きい犬を見ると激しく戦いを挑む習性があるようなのだ。まったく何を考えているのやら。
主人の帰りを静かに待つ
しばらく歩き、疲れたので犬同伴OKのオープンカフェに入った。
するとまた間の悪いことにトイレへ行きたくなった。クーちゃんのリードをどこかに縛っておこうとさがしたが、あいにく見つからない。
しかたがないから言い聞かせることにした。
クーちゃんの前にしゃがんですわり、地面を指さしながら「ここにいろ」と何度も命令した。ただならぬ雰囲気に、クーちゃんは何事かとジッと私の目を見つめている。
状況を察した様子だったので、私は店の中のトイレへ一目散だ。
用を足し戻ってくると、待ちかねたとばかりにクーちゃんが飛びついてきた。
「おお、クーちゃん、えらいね。じっとしてたんだね」
ほっとした私はクーちゃんにご褒美をあげた。
まだ帰りたくない
散歩が終わり、靴屋さんが見え始めるとクーちゃんの様子がおかしい。
靴屋さんの向かいの店へわざと行き、店先のおばさんに愛嬌を振りまいたりしている。ふだんはそんなことするヤツじゃないのだが。
どうやらまだ帰りたくない様子で、なんと時間を稼いでいるのだ。
まるで人間の子供みたいな犬である。
それを見ていた飼い主の靴屋のおじさんがひとこと、「クー!」と叫ぶと、クーちゃんは弾かれたように靴屋の店先に飛び込んだ。
やっぱり飼い主さんの命令が絶対なんだなぁ。
じゃあクーちゃん、また明日だね。
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「チワワのクーちゃん」
「続・チワワのクーちゃん」
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すると通りの向こうから、巨大なバーニーズ・マウンテン・ドッグがやってきた。ふだんクーちゃんはめったに吠えないのだが、この時とばかりは激しく吠えかかる。
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しばらく歩き、疲れたので犬同伴OKのオープンカフェに入った。
するとまた間の悪いことにトイレへ行きたくなった。クーちゃんのリードをどこかに縛っておこうとさがしたが、あいにく見つからない。
しかたがないから言い聞かせることにした。
クーちゃんの前にしゃがんですわり、地面を指さしながら「ここにいろ」と何度も命令した。ただならぬ雰囲気に、クーちゃんは何事かとジッと私の目を見つめている。
状況を察した様子だったので、私は店の中のトイレへ一目散だ。
用を足し戻ってくると、待ちかねたとばかりにクーちゃんが飛びついてきた。
「おお、クーちゃん、えらいね。じっとしてたんだね」
ほっとした私はクーちゃんにご褒美をあげた。
まだ帰りたくない
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どうやらまだ帰りたくない様子で、なんと時間を稼いでいるのだ。
まるで人間の子供みたいな犬である。
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