すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【東京五輪・森保ジャパン】今夜のスペイン戦は「戦術的な試合」にならない

2021-08-03 05:17:54 | サッカー日本代表
戦い方は日本次第だ

 サッカーU-24日本代表の次なる戦いは、今夜行われる準決勝のスペイン戦である。

 いったいこの試合は、どんなゲーム内容になるのだろうか?

 まずスペインは格下の日本に合わせた試合などしないだろう。

 彼らはふつうにポゼッションし、「自分たちのサッカー」をやってくるはずだ。

 とすればこの試合がどんな内容になるのかは、日本次第だということになる。

日本は「戦術的な試合」はしない

 ところが日本も相手がスペインだからといって、彼らと噛み合う「戦術的な試合」などはしないだろう。なぜなら監督が森保氏だからだ。

 具体的には4-4のブロック守備を敷き引き気味でカウンターを狙おうとか、スペインの誰それと誰それにマンマークをつけようとか、そういう戦術的な「意図のある戦い」にはならないということだ。
 
 なぜなら選手に特定の戦い方を「強制すること」は、民主主義者である森保監督のポリシーに反するからだ。

 とすれば日本は選手同士が話し合って「立ち上がりだけはハイプレスで入ろう」などと部分的に恣意的な戦いをするかもしれないが、基本的には日本もふつうに自分を出し、「自分たちのサッカー」をやるだろう。

 つまり準決勝のスペイン戦だから「こういう戦い方をしよう」というような試合にはならない。

 まさに「自分たちのサッカー」対「自分たちのサッカー」になる。

久保は「火事場のバカ力」が出せるか?

 とすればスペインのポゼッションに押され、日本が守備に奔走する試合展開も考えられる。

 ならばキーマンは、メンタルが強く守備でも力強く泥のように粘れるFW林大地とMF相馬勇紀になると読む。

 もうひとつ、大きくカギを握るのが久保建英の動向だ。

 久保にとってはレアル・マドリードに戻れるかどうか? の試合である。相手がスペインであることを激しく意識した試合になる。

 ではそのとき久保は肩に力が入り、独善的な小さいプレイに陥ってしまうのか?

 それとも逆に「火事場のバカ力」が出て、伸び伸び実力以上に120%の力を出して爆発するのか?

 ここは日本にとって大きなポイントだ。

三笘薫よ、ぶちかませ!

 他方、もうひとりの隠れたキーマンがいる。三笘薫である。

 三笘は今大会、コンディションが悪いのかあまり出場も活躍もしておらず、自然に「秘密兵器」状態になっている点がおもしろい。

 案外、スペインから見てノーマークの三笘が途中出場し、ドリブルで5人抜きして決勝点を上げ大爆発! なんてことになったらまさに痛快だ。
 
 メディアのみなさんも見出しに困らず共存共栄である。

 また上田綺世が途中で起用されたら、彼がゴールを取るかもしれない。

 さて、いったいどんな試合になるのか? 非常に楽しみだ。

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