すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

ブロガーが陽の目を見るって大変だ

2007-11-12 10:06:38 | メディア論
 前回は、おもしろいものを書く人はすでに参入し終わってるぞ幻想について書いた。実際、ブログ界ってまだ未開拓な要素が多い。「ブログは終わった」なんて鬼が笑うぞ。

 だいいちまだ始めてない人がいる一方、おもしろい文章を書いてんのに発掘されてない人もたくさんいる。

 ここ数日、ブログ論をやってる未知のエントリをはしごしてるんだけど……。「なぜこんな面白いのに1ブクマなんだ?」とか、いい記事だなあと思うと「うちの訪問者はせいぜい日に数十人だ」なんて書いてる人が山のようにいる。

 Googleみたいな検索サイトや「はてなブックマーク」に代表されるソーシャル・ブックマーク、ニュースサイト、人気ランキングサイトなど、知の集約化や発掘をするシステムはここ数年で格段にふえた。だけどまだまだ拾い切れてないのだ。

 だいいちソーシャル・ブックマークなんて、はてブ以外は機能してない感じだ。ブクマしてるユーザが1人や2人の記事がズラーッと並んでるだけ。はてブは技術系のネタが多いんで「もっと文系のとこはないかなあ」と随時のぞいてみるが、まだサービスが育ってない気がする。

 てか自分で書く以外にSBMやろうなんて人は、実は少ないのかも? アーリーアダプタまでと、せいぜいアーリーマジョリティの中でもちょい尖がった人だけとか? どうなんだこれ。

 発掘の問題は、手当たり次第に見て回るって人力じゃ解決できない。やっぱりシステム論や技術論になるんだろう。私はそのへんあんまり興味ないんで、今日はこれにて撤退します。はてブは衆愚化なんてしてるヒマないぞ、もっと働け、って感じ。

【本日の結論】

「ブログは限界」「終わった」んじゃなく、現状まだ発掘するためのシステムがブログ人口の爆発に追いついてない。そんだけネットは広いんだよ。どうすんのこれ?

【関連エントリ】

『ブログ祭りが終わり、僕らは日常へ帰った』

『みんなが書くことについてマジメに考える時代』

『偏った視点でブログを目利きする「必殺選び人」待望論』
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