すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

小沢さんて実は自民党の刺客だったんじゃないの?

2007-11-06 21:56:32 | 政治経済
驚きの自民と民主の大連立構想が発覚した

 2007年11月2日。福田康夫首相(当時)と民主党の小沢一郎代表(同)が国会内で会談した。

 自民党と民主党との大連立構想を2人で話し合ったのだ。

 両者はともに前向きだった。で、小沢氏は党内に持ち帰り協議したが、結局、猛烈に反対されて不成立に終わった。

 ネットのアンケートでも「連立反対」が8割を越え、世論も猛反対した。それはそうだろう。直近の参院選挙で「自公政治はNO」という国民の審判が下されたばかりなのだから。

 なんだかコトの経緯を見ていると……実は小沢氏って、「民主党はそのうちデカくなるだろうから、早めに爆弾を仕込んでおこう」と自民党が民主党に送り込んできた時限爆弾だったんじゃないか? てな妄想まで湧いてしまう。

 だってまるで時限爆弾が爆発したみたいだもんね。しかも「ここでプッツンしたらいちばんヤバい」って局面で炸裂してるし。

 しかしこうなると自民党の政権担当能力がますます相対的に大きく見えるなあ。

 だって選挙に負けて「次もヤバそうだな」ってビビってたら、相手が勝手にコケてくれるんだから。こういう運気も政権維持するには必要なんだろうな。

小沢さん、真意を国民に明かしてよ

 とまあ冗談はさておき、小沢さんはいろいろ考えすぎたんだろうね。あるいはもっと深読みすると、「生きるか死ぬか」的な状況を意図的に作り、アマちゃんな自分の党に突き付けたのかも? 「お前らホントに政権交代やる気あんのか?」と。

 報道されてるみたいに「民主党はこのままじゃ次の衆院選で過半数が取れない」って読みが小沢さんにあったなら、これくらいは仕掛けて党に刺激を与え、死ぬ気で戦う体勢を作るみたいなことはやるかもよ? だって小沢一郎だもん。

 んー、でも国民から見た党の印象は確実に悪くなるわけだから、やっぱ狙った釣りってセンはないかなぁ。まあ今日中に結論出すらしいから、こんなこと書いててもすぐネタが腐っちゃうが。と思ってたら、ああ午後9時すぎ「小沢続投」当確出ました。

 それから報道してるメディアにもひとこと言いたい。

 福田さんと小沢さんに「どっちからプロポーズしたんですか?」なんてワイドショーみたいなこと聞いてるヒマがあったら、もっと本質的なことを取材してよ。

 党代表が「自分の党には政権担当能力がない」、「これじゃだめだ。勝てない」って考えてるわけでしょ? でもこないだの選挙で民主党が勝った流れでいえば、これってすごい違和感があるじゃない? 有権者から見たら不思議でしょ。

 だったら小沢さんはなぜそう思うのか? 民主党のどこがどうダメで政権担当能力がないと考えるのか?

 これって民主党だけの問題じゃない。二大政党制で国を変えようと決めた日本の将来を左右する話だ。だったら参院選で民主党に入れた人だけじゃなく、国民がいちばん知りたいのはそこじゃないの?

 メディアはそこをきっちり取材し、具体的に問題点をえぐる分析をすべきだ

 (追記)

 と思ってたら小沢さんが明日記者会見をやるらしい。小沢さん、「このままじゃだめだ」って自己分析してる理由をしっかりしゃべってほしいな。まずどこに問題点があるのか国民の前に晒し、その上でどう修正し変えていくのか告白しなきゃ。

 正直に話せば、人間は動かされるもんだよ。
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