すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

毎日新聞の新サイト「毎日jp」はウェブならではか?

2007-11-01 17:44:29 | 仕事の日記
 アスキーのネット媒体『ASCII.jp』で始めた新連載「新聞はネットに飲み込まれるか?」の第4弾を公開しました。前回に引き続き、毎日新聞のネット戦略がテーマです。

「紙はウェブより上」であるべきか? 毎日新聞が既成概念を破壊する日(後編)

 今回は毎日新聞が10月1日にスタートさせた新サイト「毎日jp」のキモを検証しています。

 はてブのコメントでも頷ける意見をもらいましたが、毎日の方と話してみて感じたのは「やっぱり保守的だなあ」ってことです。いい意味でも悪い意味でも。

 毎日編のタイトルは私の個人的希望も込め、「既成概念を破壊する」というコピーを使いました。ただしタイトルの文末に「日」の一文字を加えてあります。なぜ文末に「日」がついているのか? これにもちゃんと意味があります。(あえて説明しませんが)

 その意味では毎日新聞編の原稿は、随所に「行間を読んでください」みたいな部分ができたかもしれません。別にハッキリ書けないとかそんな意味じゃなく、そういう原稿もアリかなあ、と。

 とはいえ私もまったく人のことは言えません。

 私がブログを始めたのは2005年の3月ですが(ネット歴はもっとずっと前からです)、自分でブログをやってみるまで私の感覚は彼らと何ら変わりありませんでした。人間、やっぱり自分で体験してみないとわからないし、変われないんです。(とはいえ今の私の感覚がいいかどうかは別問題ですが)

 もうひとつ、この連載を始めてみて思うのは、まだまだ時間が必要だってことです。

 新聞人は、新聞畑という密閉された独特の空間の中で育っています。新聞村ならではの紙の常識や、報道のセオリーを日々刷り込まれて。

 それがいきなり「ネットの頭」「ウェブの頭」になろうったって、(彼らでなくても)無理でしょう。そうやって出来上がった古い脳は、これから業務でネットを実体験しながら少しづつ、少しづつ変わっていくんだと思います。場合によっては世代をまたいで。

 実際、会って話を聞いてみて、「少しづつだけど変わる兆候はあるな」と感じられたのは収穫でした。ローマは一日にして成らず、ですね。
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