前回エントリ『あなたの「好き」を見つけてくれる個人ニュースサイトを探せ』では、個人ニュースサイトとソーシャルブックマーク(SBM)を比較した。で、ニュースサイトを中心に分析した。そこで今回は一方のSBMをテーマにしよう。
■自分と異なる価値観に出会えるSBM
私にとってニュースサイトとは、「読むことを楽しむ」ためにある。それに対しSBMは、「自分が書くときに役立つ」メディアだ。
たとえばニュースサイトの場合、まず自分好みの「お店」を選ぶのが第一段階だ。で、そのサイトばかり閲覧するようになる。だから自然に趣味のため、好きなものを読むためのメディアとして機能する。
一方、いろんなネットユーザの「異なる好き」が集まるSBMには、自分のストライクゾーンからはずれた文体や発想、ジャンルが詰まっている。「えっ、そんな考え方があったのか?」と驚かされることも多い。
つまり私にとってSBMは、自分とは異質な価値観にふれる場だ。そのことでインスパイアされるためのメディアなのだ。またそれだけでなく、自分にはない知識を仕入れるのにも役立つ。
これらの特性は、もちろんインプット(読むこと)自体を楽しむときに生きることもある。だがむしろ私にとっては、アウトプット(書く)するとき役に立つ。
「ひとりで情報収集してるぶんには、たぶんこんな情報には一生、接することはなかっただろう」と感じるケースも、SBMではよくあるものだ。
私はそんなSBMから知的刺激を受け、書くために不可欠なモチベーションをもらう。また自分が書くときの資料・データ集としてSBMを使っている。
■ニュースサイトとSBMは「どっちがいい悪い」の問題じゃない
さて前回と今回の話をまとめよう。
数回前のエントリ『「仲のよさ」じゃなく「記事の内容」で繋がるSBMのコミュニケーション』では、SNS的なファンクラブ志向のコミュニケーションと、SBMのそれとを比較した上で、どっちがいい悪いの問題じゃないと断り書きをつけた。
ニュースサイトとSBMの場合も、それと同じだ。あなたがどちらを選ぶかは、ネットメディアや他人とのコミュニケーションに、自分が何を求めるか? のちがいにすぎない。私がよく文中で、「少なくとも私の場合は」と但し書きを入れるのはそのためだ。
人によって求めるものがちがうのは当然だ。どっちがいい悪いって話じゃない。結論としてニュースサイトとSBMは特性が異なり、それぞれ別のシーンで役に立つ。どちらのメディアを選ぶかは、ニーズによってちがう。ではその場面やニーズとは何だろう?
【本日の結論】
1. ニュースサイトは、読むことを楽しむためにある。
2. SBMは自分が書くとき役に立つ。
ただしこれはあくまで「私の場合」である。
【関連エントリ】(前回)
『あなたの「好き」を見つけてくれる個人ニュースサイトを探せ』
■自分と異なる価値観に出会えるSBM
私にとってニュースサイトとは、「読むことを楽しむ」ためにある。それに対しSBMは、「自分が書くときに役立つ」メディアだ。
たとえばニュースサイトの場合、まず自分好みの「お店」を選ぶのが第一段階だ。で、そのサイトばかり閲覧するようになる。だから自然に趣味のため、好きなものを読むためのメディアとして機能する。
一方、いろんなネットユーザの「異なる好き」が集まるSBMには、自分のストライクゾーンからはずれた文体や発想、ジャンルが詰まっている。「えっ、そんな考え方があったのか?」と驚かされることも多い。
つまり私にとってSBMは、自分とは異質な価値観にふれる場だ。そのことでインスパイアされるためのメディアなのだ。またそれだけでなく、自分にはない知識を仕入れるのにも役立つ。
これらの特性は、もちろんインプット(読むこと)自体を楽しむときに生きることもある。だがむしろ私にとっては、アウトプット(書く)するとき役に立つ。
「ひとりで情報収集してるぶんには、たぶんこんな情報には一生、接することはなかっただろう」と感じるケースも、SBMではよくあるものだ。
私はそんなSBMから知的刺激を受け、書くために不可欠なモチベーションをもらう。また自分が書くときの資料・データ集としてSBMを使っている。
■ニュースサイトとSBMは「どっちがいい悪い」の問題じゃない
さて前回と今回の話をまとめよう。
数回前のエントリ『「仲のよさ」じゃなく「記事の内容」で繋がるSBMのコミュニケーション』では、SNS的なファンクラブ志向のコミュニケーションと、SBMのそれとを比較した上で、どっちがいい悪いの問題じゃないと断り書きをつけた。
ニュースサイトとSBMの場合も、それと同じだ。あなたがどちらを選ぶかは、ネットメディアや他人とのコミュニケーションに、自分が何を求めるか? のちがいにすぎない。私がよく文中で、「少なくとも私の場合は」と但し書きを入れるのはそのためだ。
人によって求めるものがちがうのは当然だ。どっちがいい悪いって話じゃない。結論としてニュースサイトとSBMは特性が異なり、それぞれ別のシーンで役に立つ。どちらのメディアを選ぶかは、ニーズによってちがう。ではその場面やニーズとは何だろう?
【本日の結論】
1. ニュースサイトは、読むことを楽しむためにある。
2. SBMは自分が書くとき役に立つ。
ただしこれはあくまで「私の場合」である。
【関連エントリ】(前回)
『あなたの「好き」を見つけてくれる個人ニュースサイトを探せ』